金利上昇にもかかわらず、ノンバンク系の企業融資は今年に入って10兆ウォン増加

[写真=聯合ニュース]


金利が相対的に高いノンバンク系の企業融資が急激に増え、今年だけで10兆ウォン増加した。

27日、韓国銀行によると、4月末のノンバンク預金取扱機関の企業融資金は141兆5千749億ウォンだ。 昨年末(131兆4千153億ウォン)と比較すると、今年に入って10兆1千596億ウォン増えた。

ノンバンクの預金取扱機関は、相互貯蓄銀行、信用協同組合、相互金融、セマウル金庫などが含まれる。

ノンバンクは一般的に預金銀行より融資のハードルは低いが金利が高い。しかし、最近になって企業向け貸出の増加が目立っている。

統計作成初期の2013年には59兆4千417億ウォンだったノンバンク企業融資は、2014年64兆1千336億ウォンに増えた。しかし、2015年77兆550億ウォンに増え、2016年には97兆297億ウォン、昨年は130兆ウォンを突破した。

前年同期比増加額は2014年4兆6千919億ウォンから2016年19兆9千747億ウォンに、昨年は34兆3千856億ウォンへと次第に拡大した。今年も現在の趨勢続く場合、ノンバンク企業融資は年間30兆ウォンほど増加する。

ノンバンク企業融資は中小企業を中心に増加するものとみられる。ノンバンク企業向け融資のうち、個人事業者を含む中小企業の融資残高は125兆544億ウォンで、全体ノンバンク企業融資の88.3%を占めて歴代最高の割合を記録した。

ノンバンク行企業向け融資が増加する理由は不動産賃貸事業者の影響があることと分析される。預金銀行の融資限度を最大に利用し、追加融資をノンバンク系で受けてノンバンク企業向け融資が増えたということだ。

しかし、家計融資規制の強化で相対的に規制が緩い企業融資で資金需要が移った可能性も提起されている。自営業景気がよくない状況で営業を継続するためには、貸出に依存するしかないという分析も出ている。零細自営業者であればあるほど、銀行から融資を受けることが厳しく、ノンバンク系に助けを求める場合が多い。

チョ・ヨンムLG経済研究院研究委員は「最近増えている企業融資は大企業よりは中小企業であり、自営業の景気悪化とあいまって現れる自営業者向け貸出である可能性が大きい」と分析しており、「景気がよくない状況で金利が就くことになると、ノンバンク企業融資の不良化の危険はさらに強まる恐れがある」と述べた。
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