北朝鮮、南北首脳会談を一週間後に控えた21日、核実験場の電撃的に閉鎖宣言!・・・核放棄の意思は?

[写真=聯合ニュース]


北朝鮮が21日、核実験・ミサイル発射中止し、核実験場を廃棄することにしたことについて「核放棄」の意思が明確であるかが論議されている。

閉鎖を発表した咸鏡北道吉州郡豊渓里核実験場はこれまで北朝鮮が実施した6度の核実験がすべて行われたところで、北朝鮮の核開発の象徴的な場所の一つだ。

北朝鮮の朝鮮中央通信は労働党全員会議で「経済建設と核戦力建設の並進路線の偉大な勝利を宣布することについて」という決定書が全会一致で採択されたとして、この決定書に"核実験中止を透明性があるように担保するため、共和国北部の核試験場を廃棄する"という内容が盛り込まれたと報じた。

北朝鮮はこれまで豊渓里核実験場を「北部核実験場」と呼んできており、豊渓里核実験場で2006年10月9日の1回目の核実験を皮切りに、2009年5月25日、2013年2月12日、2016年1月6日と9月9日、2017年9月3日など、6回にわたって核実験を敢行した。

北朝鮮がこのように先制核施設閉鎖を宣言し、今後の南北・北米の首脳会談をはじめとする非核化過程での合意及び検証に加速度を呼ぶ恐れがあるという見通しも出ている。

北朝鮮の専門家たちは、今回の北朝鮮の発表が核凍結の開始を知らせたものとみており、北朝鮮が韓半島問題を主導して南北・米朝首脳会談を控えて雰囲気を造成し、非核化への言及が口先だけではないということを見せるための意図であると解釈した。

しかし、ロイター通信は"トランプ大統領は北朝鮮の発表を「非核化の約束」と解釈したが、実際、北朝鮮の発表には現存する核兵器やミサイルに対する廃棄の約束は含まれなかった。果たして、金正恩委員長が数十年間開発してきた核兵器を放棄するかについた疑いが提起される"と報道した。

また、AFP通信も"トランプ大統領は「北朝鮮が非核化と実験の停止、核実験場の廃棄に合意しており、米国がその見返りに何も譲歩しなかった」と主張しているが、核を西側諸国の体制転覆の試みに対抗した盾とみなしてきた平壌(ピョンヤン)は核放棄を約束しなかった"と指摘した。
 
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