AI最後の対策「ワクチン接種」政府防疫マニュアルなしで右往左往

[写真=AI最後の対策「ワクチン接種」政府防疫マニュアルなしで右往左往]


高病原性鳥インフルエンザ(AI)事態が史上最悪に駆け上がる中、政府が鶏や鴨など家禽類に対するワクチン接種を検討することが明らかになった。

しかし、初期防疫対策に失敗してAIの無差別拡散を防げなかったという指摘が出る状況で「最後の対策」であるワクチン接種に対するマニュアルがないことが確認され、非難が大きくなる展望だ。

特に、完成品として作られたAIワクチンがなく、ワクチンを開発して使っても最低4ヶ月以上の時間が必要で、現在の事態を防ぐことは難しい。

20日、農林畜産食品部は今後H5N6型の再発を備えて、直ちにワクチンを製造できる「抗原バンク」を構築すると明らかにした。

パク・ボンギュン農林畜産検疫本部本部長は“殺処分だけでは撲滅が難しい場合、ワクチン接種をする計画だ”とし“防疫対策マニュアルは明示されないが、家畜防疫審議会で議論して接種時期などを決める”と話した。

検疫本部はこれまで、高病原性AIワクチン開発「シードバンク(Seed Bank))構築次元で準備してきたと説明した。これは、国家研究機関次元で多様なワクチン株を選抜し、これらの基本的な防御に対する評価をするワクチンを構築する。

現在、検疫本部はH5N1、H5N8ウイルスに対するワクチン株を構築した状態であり、H5N6型ワクチン候補株は開発中である。

緊急状況に備えて、ワクチンの完成品を作ることができる「抗原バンク」も作る。抗原バンクが構築されると、接種決定される場合は2週でワクチンの製造が可能となる。費用は60ウォン程度と推算される。

しかし、今年の冬にはワクチン接種が現実的に難しいという展望である。 パク・ボンギュン検疫本部長は“H5N6型は、今回流入してワクチン接種が決定されても最低3ヶ月かかる”として“直ちに接種準備をしても4月以後になるだろう”と話した。

キム・ヨンサン農林畜産食品部防疫管理課長も“ワクチン関連内容を内部的に議論はしたが、接種の有無に対して、どんなタイミングで施行するのかどうかは決定されていない”と明らかにした。

(亜洲経済オンライン)

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