現代車、ブラジル市場で「10%シェア」達成可能性強まる

[現代車、ブラジル市場で「10%シェア」達成可能性強まる]



現代(ヒョンデ)自動車が主要新興市場の一つであるブラジルで史上初の「10%シェア」達成に青信号がともった。

ロシアやブラジルなど新興市場の自動車販売が最近半分になるほど不況である中、現代車はブラジルでオリンピックマーケティングおよびサービスの強化などに乗り出し、「シェア拡大戦略」を繰り広げている。

9日、ブラジルディーラー連合によると現代自動車は先月、1万6039台を販売し、前年同月比5.2%販売量が減少した。 販売順位は2万9741台を販売したゼネラルモーターズ(GM)が1位、2万4459台を販売したフィアットが2位を占め、現代車は3位だ。

最近まで不動の3位を守っていたフォルクスワーゲンはシート部品メーカーのケイパーと供給価格の交渉が決裂し、生産支障が発生して、昨年9月から販売量が急減した。 先月、1万643台を販売したフォルクスワーゲンは1万4036台を販売したトヨタにも負けた。

ブラジルの今年1~10月までの累積自動車販売市場占有率を見るとGM(17%)、フィアット(15%)、フォルクスワーゲン(11%)、現代車(10%)、フォード(9%)の順だ。 現代車のブラジル自動車販売が残った二ヶ月も今の水準で行われれば、史上初の10%シェアを記録する可能性が高くなったのだ。

現代車はブラジルでGM、フォルクスワーゲンなど競争メーカーが投資を減らすことと対比されるように工場の稼動を維持し、投資を増やしながら、販売に総力を傾けている。 現代車は昨年9月、1億5500万ドル規模のクレタ工場やリサーチセンターなどの投資計画を発表したこともある。

来年には当地戦略型小型のSUV「クレタ」まで発売され、現代車のブラジル市場攻略が本格化される見通しだ。 同社は8日(現地時間)開幕したブラジル・サンパウロモーターショーでクレタを初めて公開した。

2012年年363万台の販売量を記録し、ドイツを抜いて世界4大自動車市場に浮上したブラジル市場は今年200万台の販売も難しいほど不況である。 今年10月まで自動車販売量は166万7832台で、前年同期比22%減少した。

肯定的な点はブラジル自動車販売が来年から回復振りを見せるだろうという観測だ。 ブラジル市場1位をしているGMは来年、ブラジル自動車市場が5年ぶりに急騰し、240万台水準に回復するとの見通しを出した。
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