水中遊泳型ロボットは水中で床面を走行し、配管などの障害物があれば遊泳して乗り越える。壁に近づくと床から浮上して機体を垂直にし、壁面に吸着して走行できる。大きさが縦60・5センチ×幅45センチ×高さ33センチメートル、重さが31・5キログラム。カメラや超音波測定器などを搭載し、漏えい箇所の特定などに利用する。
配管移動型ロボットは配管内では直線状に、広い空間ではコの字に形を変えて走行。配管内などの狭い場所を通ってその先の設備などを調査することを想定する。直線形状時の大きさは長さ64センチ×幅6・5センチ×高さ9センチメートルで、直径10センチメートルの配管内を走行できる。最大5センチメートルの段差を乗り越えられ、隙間の空いた格子状の金網の上でも移動が可能。
上下に可動するカメラを搭載しており、格納容器内などを撮影して調べる。高放射線下でも駆動できるよう極力電子部品を使わず、耐放射線性を1000グレイ程度まで高めた。
(亜洲経済オンライン)
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