韓国の3月鉱工業生産 前月比2.6%減

  • 韓国の3月鉱工業生産 前月比2.6%減

韓国統計庁が30日に発表した産業活動動向によると、3月の鉱工業生産は前月比2.6%減少した。減少幅はこの1年間で最大。

鉱工業生産は昨年9~12月に上昇ペースを維持していたが、今年1月にマイナスに転じてから3カ月連続で減少した。

鉱工業、サービス業、建設業、公共行政の4部門をあわせた全産業生産も前月比2.1%減となった。現在の景気状況を示す動向指数循環変動値は前月より0.4ポイント下落、今後の景気を予測する先行指数は同0.1ポイント下落した。

製造業の業種別の前月比生産をみると、自動車(9.8%減)、映像音響通信(9.1%減)、その他運送装備(5.4%減)が悪化し、全体的に2.5%減となった。

製品出荷は、電気装備(3.3%増)が小幅増加したが、自動車(6.8%減)と化学製品(4.3%減)が減り、全体的には前月より1.8%減少した。内需出荷は先月と比べ2.8%減、輸出出荷は0.7%減となった。

製品在庫は半導体および部品(4.7%減)、自動車(6.4%減)、機械装備(3.2%減)が減り、前月より0.4%減少した。

製造業の稼働率指数は前月より2.4%減、前年同月比では5.6%減となり、いずれも悪化した。

サービス業生産は前月比1.0%減少した。専門・科学・技術(6.3%減)、出版・映像・放送通信・情報(6.0%減)、宿泊飲食店(0.9%)などが振るわなかったため。

設備投資は前月より6.6%減少し、前年同月比でも9.2%減となった。建設受注は新規住宅と研究所などが振るわず、1年前より24.1%急減した。

(聯合ニュース)


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