1~3月期の業績がふるわなかった現代・起亜自動車グループの世界シェアが、前年同期より拡大し8.5%に達したことが28日に分かった。
米調査会社JDパワー・アンド・アソシエイツによると、世界の1~3月期の自動車需要は前年同期比3.8%増の2068万台だった。
このうち現代自動車の1~3月のシェアは5.3%で、起亜自動車は3.2%。グループ全体では8.5%となり前年同期の8.3%よりやや上昇した。
海外販売の好調がシェア拡大をあと押しした。現代自の海外販売(小売り基準)は前年同期比7.9%増の約110万台で、起亜自は2.8%増の65万3000台だった。
同グループは安売りをして販売量を増やすよりも質的成長を目指している。また円安によって勢いを増している日本メーカーとの競争が激化するなか、シェアが拡大したことは善戦したといえる。
現代自動車の今年1~3月期の営業利益は前年同期比10.7%減の1兆8685億ウォン(約1667億円)。起亜自の営業利益は同35.1%減の7042億ウォンだった。
同グループの世界シェアは、2009年は7.8%だったが、年々上昇して昨年は過去最高の8.8%(現代自5.4%、起亜自3.4%)を記録した。
同グループ関係者は昨年後半の現代自のブラジル工場竣工で10年越しのグローバル生産ネットワークが完成したとした上で、「しばらくは質的成長と経営の内実化に力を入れる」と話した。
(聯合ニュース)
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