韓国の財政均衡 16年以降可能

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17兆3000億ウォン(約1兆5000億円)に達する追加補正予算案の編成で、韓国の財政均衡達成は2016年以降にずれ込みそうだ。従来の予想より3年遅れることになる。

企画財政部が19日に国会に提出した「追加補正予算に伴う中期財政総量効果および管理案」によると、同部は政府案通りに追加補正予算案が編成される場合、国内総生産(GDP)比の管理財政収支は2016年以降に0.0%になると見通した。同収支が0.0%になることは財政均衡を達成したことを意味する。

政府は当初、今年と来年の間に財政均衡が達成されると予想した。しかし、17兆ウォンを上回る大規模追加補正予算の編成で、今年の収支はマイナス1.8%に悪化すると見通しを修正した。悪化した収支は2014年にマイナス0.4%、2015年にマイナス0.3%を記録してから均衡水準に近づくと見込んだ。

大規模債券発行に伴い、国家債務も2015年に510兆5000億ウォンを記録し、500兆ウォンを初めて上回ると政府は予想した。国家債務は経済規模や物価上昇などの影響で次第に膨らんでいく。ただ、当初は2016年になっても487億5000億ウォン程度と予想されていた。

政府はこうした観点から現在政界で協議されている歳出増額案に懸念を示している。

政府の追加補正予算案17兆3000億ウォンのうち、歳出増額は5兆3000億ウォンとなっている。しかし、与党セヌリ党は2~3兆ウォン、最大野党の民主統合党は5兆ウォンの増額を主張している。与野党の意見が通れば、財政均衡の達成時期はさらに遠のくことになる。 

(聯合ニュース)


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