韓国政府は15日、北朝鮮リスクや欧州危機などで為替市場が急変した際には対応措置を取るとの方針を重ねて示した。
企画財政部は国会に提出した業務報告資料で、為替レートがファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)や外貨の需給と異なる方向に急変した場合には即座に緩和のための措置を取るとの方針を示した。
措置の内容については、先物為替持ち高規制や外為健全性のための負担金賦課、外国人の債券投資に対する非課税措置の廃止などを含むマクロ健全性措置を挙げ、これらを弾力的に運営するとした。
北朝鮮の情勢変化が韓国経済に与える影響については「限定的」としたが、北朝鮮による挑発や威嚇が強まっているため、金融と実体経済に波及する可能性があると指摘した。
(聯合ニュース)
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