世界的な景気減速のあおりで、外国為替銀行の1日平均外国為替取引額が3年ぶりに減少した。
韓国銀行(中央銀行)が20日に公表した資料によると、昨年の1日平均取引額は前年比3.1%減の453億8000万ドル(約4兆2300億円)だった。
直物為替取引は外国人の株式・債券取引の縮小で前年比5.6%減の179億6000万ドル。先物為替取引は非居住者とのノンデリバラブル・フォワード(NDF)減少、造船・重工業などの輸出企業による先物為替の売り取引縮小を受け、同11.0%減の66億4000万ドルにとどまった。
一方、為替スワップ取引は外国為替銀行の余裕資金のスワップ運用増加で3.0%増の198億1000万ドルとなった。
市場別では、顧客向けの取引は74億4000万ドルで前年と同水準を維持したのに対し、銀行間の取引は3.8%減少した。
(聯合ニュース)
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