リコーが26日発表した2012年3月期連結決算(米国会計基準)は、営業、税引き前、当期純損益すべての項目で赤字を計上した。商業印刷などデジタル印刷事業で発生したのれん代が響いた。ほかも半導体製品や欧州地域での販売減少と、円高も採算を圧迫した。
 
印刷事業はのれん代と長期性資産の減損額の合計で370億円、構造改善費用として341億円を計上。製品別では事務機器や印刷機械の部門はカラー機が堅調を維持したもののモノクロ機の減少や円高で売上高が前期度比2.4%減の1兆6707億円となった。産業製品の売上高は半導体の落ち込みで同9.6%減の965億円。地域別は金融危機のあった欧州が同9.9%売り上げを落とした。
 
13年3月期は東日本大震災やタイの大規模洪水の被害の収束や構造改革の進展によって全利益項目で黒字転換を予想。

(亜州経済オンライン)


<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기