韓国最大手の旅行会社、ハナツアーは２９日、同社の旅行商品（航空券のみの販売は除く）を利用した海外旅行者数は今年１３９万人余りで、１９９３年の創業以来、過去最高を記録したと明らかにした。昨年に比べ約５％増えた。
法務部出入国・外国人政策本部の集計によると、１～１１月の韓国人出国者数は１１９７万３８３０人で、前年同期比１．８％増加した。
ハナツアーは、毎月１００万人以上が海外に出掛けているため、今年の韓国人出国者数は１３００万人に迫り、２００７年に次ぐ高水準になると予想した。出国者数は２００７年に約１３６２万人を記録し、ピークに達したが、２００９年は約９８０万人に減少した。昨年は約１２８０万人だった。
目的地別では、昨年２位だった東南アジアが３７．３％で１位、中国が３１．２％で２位。日本は東日本大震災の影響で１４．５％にとどまった。欧州は７．４％だった。
業界２位のモドゥツアーの商品を利用した海外旅行者数も今年は７８万６６６７万人と、前年比約７．５％増加する見通しだ。
業界では、余暇に対する認識の変化や低価格で旅行できる機会の増加などが、出国者増加につながったとみている。
ハナツアー関係者は「週休５日の定着や格安航空会社の座席供給の拡大などで、不景気にもかかわらず海外旅行の需要が伸びた」との見方を示した。
（聯合ニュース）
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