李大統領「2010年は南北関係の新たなる転機」

   
4日午前に青瓦台で行われた新年国定演説での韓国・李明博大統領
 
韓国の李明博大統領は4日午前、青瓦台で行われた新年国定演説を通じ、3大国定運営を明かし「今年は南北関係で新しい転機を作り出す」事を前提に、「南と北の間で常時対話の為の機構が作られるべきだ。北朝鮮も心を開き対話と協力の道を歩むことを期待する」と強調した。

また、李大統領は「北朝鮮が迅速に六カ国会談に復帰することを望む。そうすることで、韓国半島の非核化も進展され、本格的な南北協力の道筋が開かれることを期待する」と述べ、「今年は6.25(韓国戦)60周年を迎える年だ。今年は、北朝鮮と対話を通し、北朝鮮に埋もれている国軍勇士の亡骸の発掘作業を推進する」と語った。

そして、李大統領は3大国定運営基調として(1)グローバル外交強化(2)経済活力再考と先進化改革(3)親庶民における中道実用政策を基調に立て、5大核心課題として(1)経済回生(2)教育改革(3)地域発展(4)政治先進化改革(5)全方位外交を提示した。

これに関連し、李大統領は「さらに大きな大韓民国を創造するため、5大洋、6大陸の全ての国々と全方位外交を繰り広げる」とし、「新年には、韓日中関係をさらに緊密にし、新アジア外交に向けて拍車をかけ、特にアフリカ外国に関し、力を注ぐ」と述べた。

さらに、李大統領は「国際的な責任を強化するためにODA(政府開発援助)を伸ばし、PKO(平和維持活動)参加を拡大する。アフガニスタン平和維持活動にも、参加する」と明かした。

そして、李大統領は「行政区域改編は、既に日程に組み込まれた。自律統合に出ている自治団体は積極的に支援する」とし、「排他的地域主義を緩和し、対決政治を克服するための選挙制度改革も必ず、今年中に完遂すべき課題だ」と語った。

教育改革に関しては、「未だ、教育現場と父母は変化を実際に感じられていない」とし、「新年には教育改革が成功的に定着され、国民が信頼できる教育改革になるようにする。私教育に依存せず、進学したい大学に進める環境を必ず作る」と約束した。

経済回生に関し、李大統領は「2010年の李明博政府、最初の国定課題は誰が何を言おうが経済を生き返らせることだ。そして、その核心として、雇用を作りだすことだ」とし、「上半期には、非常経済体制を終幕させ、下半期には庶民にも経済回復の温度を感じれるように、総力上げ雇用の宝庫であるサービス産業を振興させ、革新中小企業を育成させる」と明かした。

李大統領は、地域発展に関連し、「革新都市、企業都市、経済自由区域などが早期に活性化されるように、制度改善、財政支援を強化していく」と述べ、「気候変化に先制かつ根源から対処していくことは、緑色産業強国を目指す、韓国の発展戦略でもある。原発輸出は、その中で一つの象徴と言える」と強調した。

亜洲経済= 金在桓 記者 kriki@ajnews.co.kr
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