昨年、韓国の経済成長率2.6%···民間消費の拡大にも投資・輸出不振

[写真=聯合ニュース]


昨年、韓国の経済成長率が2.6%を記録した。マイナス成長した投資と輸出鈍化にも民間消費の拡大に支えられ、韓国銀行の年間成長率展望値である2.6%を辛うじて達成した。しかし、前年(2021年)に4.1%の成長を記録したのに比べ、成長は大幅に鈍化した。また第4四半期の成長率としては2年6ヵ月ぶりにマイナス成長を記録した。

26日、韓国銀行が発表した「2022年第4四半期および年間実質国内総生産(GDP)」によると、昨年の韓国のGDPは前年比2.6%成長した。これは直前の2021年の年間成長率が4.1%を記録したことと比べて1.5%ポイント低い水準だ。韓国の経済成長率は2018年と2019年に2.9%、2.2%成長傾向を記録した。しかし、コロナショックで2020年には通貨危機以後初めてマイナス成長を記録した。

昨年の経済成長率を牽引したのは消費部門だ。支出項目別には、民間消費と政府消費はそれぞれ4.4%と4.2%成長し、年間成長率を上回る成長を記録した。特に民間消費の場合、2021年に記録した3.7%よりも成長傾向がより一層激しくなった。合わせて知識財産生産物投資もやはり4.8%成長したが、年間でも2019年以後成長勢がより一層拡大している。昨年、韓国の経済成長を牽引した輸出および輸入部門ではそれぞれ2.9%、3.5%成長した。 1年前の2021年の10%を上回る成長傾向と比べては、上昇傾向が大幅に縮小した。投資部門でもマイナス成長となった。建設投資は3.5%減少し、直前の2021年(-1.6%)より減少の流れが拡大した。設備投資の場合、2021年には何と9%の成長の流れを見せたが、昨年-0.7%を記録して減少に転じた。

経済活動別には、製造業の増加幅が縮小されたものの、サービス業の上昇傾向が小幅拡大した。製造業の場合、2021年に6.9%の高い成長傾向を記録したが、昨年は1.4%の成長に止まった。一方、サービス業の場合、4.1%成長し、前年(3.8%)より成長の流れがさらに拡大した。

実質国内総所得(GDI)は原油価格上昇などにともなう交易条件悪化で前年対比1.1%減少し、実質GDP成長率を下回った。GNIは全国民が国内外で稼いだ賃金、利子、配当などすべての所得を合わせたものだ。

第4四半期のGDP成長率は前期比0.4%減少した。これは2020年第2四半期に-3%を記録した以後、2年6ヶ月ぶりのマイナス成長だ。政府消費(3.2%)、建設(0.7%)、設備(2.3%)投資などが増えたが、輸出(-5.8%)、民間消費(-0.4%)などが減少した影響だ。
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