尹錫悦大統領、日本へ到着…午後に韓日首脳会談開催

[写真=聯合ニュース(16日、東京羽田空港に到着した尹大統領夫妻)]


尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領夫妻は16日、専用機で東京・羽田空港に到着した。午後には岸田文雄首相との韓日首脳会談に臨む。
 
文在寅(ムン・ジェイン)大統領がG20大阪サミットのために来日して以来、約4年ぶりとなる韓国大統領の訪日であるだけに、日本のメディアも集中報道している。
 
日テレニュースは、2国間レベルでは李明博(イ・ミョンバク)大統領以来、約12年ぶりとなり今回の韓国大統領の訪日について、異例の『2次会』が準備されていると伝えた。場所は、尹大統領が日本に来たときには必ず行くというお気に入りの洋食店。オムライスが『忘れられない味』だと報じた。

複数の現地メディアによると、2次会の会場は尹大統領が過去に訪れたという都内の洋食店で、日本の思い出の味だという「オムライス」を食べる予定になっている。
 
ある日本政府関係者は「日韓(韓日)は文化が似ている。1次会はちゃんとした店で食事して、2軒目は馴染みの店で胸筋を開いて話そうということだ」とし『雪解けムード』を演出する狙いだが、実はこうした『おもてなし』にはランクがあると詳しく説明した。
 
日テレの報道によると、外国の首脳クラスの迎え方には、「国賓」「公賓」「公式実務訪問賓客」「実務訪問賓客」の4つのランクがあり、最も手厚い『おもてなし』をうける「国賓」は、天皇陛下の『お客さま』という位置づけで、皇居での歓迎行事や宮中晩餐会なども行われるという。国賓には目安として2500万円(約2億5千万ウォン)ほどの経費がかかるため、予算的に年2人ほどが想定されていると伝えた。
 

[写真=聯合ニュース(1泊2日の日程で日本を訪問する尹大統領)]

 
一方、尹大統領が16日午前11時半過ぎ、羽田空港に到着し、現地メデイァの動きも活発になっている。特に夕方に総理官邸で行われる官邸のまわりでは、尹大統領の到着に向け警備体制が強化され、準備が着々と進められている様子が生中継で報道されている。

FNNニュースは、両首脳が「シャトル外交」の再開など、戦後最悪との声が出るほど冷え込んだ韓日関係の改善を確認すると報じ、韓国政府は、日韓の最大の懸案、いわゆる元徴用工(強制徴用被害者)問題をめぐり、日本企業の賠償の支払いを韓国政府傘下の財団が肩代わりする解決策を発表しているが、会談で岸田首相は、これを高く評価する見通しだと伝えた。
 
首脳会談後、外国首脳との間では異例といえる『2次会』が開かれるだけに、日本側は一連の日程を通して「首脳同士がお互いをよく知ることが重要だ」とし、個人的な信頼関係を築き、関係改善を進めることに期待感を示している。また韓国側では、「岸田首相が金大中-小渕共同宣言を含む過去の歴史意識を継承すると明確に話した」だけに、今回の首脳会談でもう一度確認されることを期待している。特に尹大統領の訪日を基点に、岸田首相は5月の先進7カ国首脳会議(GT広島サミット)後、韓国を訪問する方向で検討を始めたという話もあり、 両国関係の改善を期待する声もあがっている。

日本国内の保守派への配慮を背景に、岸田首相が前向きに出る可能性はそれほど高くない中、今回の韓日首脳会談をきっかけに、過去の問題に関連して岸田文雄首相が進展した発言をするかどうかが注目される。

 
 
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