韓国、1月の貿易赤字16兆ウォン…輸出も16.6%↓

[写真=聯合ニュース]


今年1月の輸出が前年同月比減少し、4ヵ月連続減少傾向を続けた。主力品目である半導体の輸出が大幅に減った中、エネルギー輸入が増えて貿易赤字規模も過去最大を記録した。

産業通商資源部は1日、「1月の輸出入動向」で先月の輸出は462億7000万ドルに止まり、昨年同月より16.6%減少したと明らかにした。同期間、輸入は589億6000万ドルで2.6%減少し、貿易収支は129億9000万ドル(約16兆ウォン)の赤字となった。

貿易収支の赤字は11ヵ月間続いており、特に月間貿易赤字が100億ドルを超えたのは、関連統計を取り始めた1956年以来初めてだ。

輸出は昨年10月以降、4ヵ月連続マイナスの流れを続けている。昨年10月に-5.7%を記録した後、11月に-14%、12月に-9.5%を記録し、先月は-16.6%に減少幅が拡大した。

産業部は物価高や金利上昇などグローバル景気鈍化の持続と半導体業況悪化で先月の輸出が減ったと説明した。さらに、「昨年1月の輸出(554億6000万ドル)が歴代1月中に最高の実績を記録したことによる基底効果も影響を及ぼした」と付け加えた。

品目別には半導体の輸出不振が目立った。韓国最大の輸出品目である半導体はDラム、ナンドフラッシュなどメモリー半導体価格下落の余波で前年同月対比44.5%減少した48億1000万ドルを記録した。

一方、自動車、二次電池、石油、船舶無線通信などは輸出が増加した。先月の自動車輸出は21.9%、石油製品は12.2%増えた。船舶輸出も86.3%増加し、増加傾向を続けた。

国別では半導体輸出減少の影響で中国、アセアン、米国に対する輸出が減少した。特に、対中国輸出は昨年6月以降減少傾向に転じた後、8ヵ月連続マイナスを続けている。減少幅も昨年10月に-15.7%を記録した後、11月に-25.5%、12月に-27%に続き、先月には-31.4%にまで拡大した。

対ASEAN輸出は19.8%減少し、米国への輸出も6.1%減少した。一方、中東と欧州連合(EU)への輸出はそれぞれ4.0%と0.2%増加した。

先月の輸入は前年同月比0.2%減に止まったが、エネルギー輸入額が急増し、貿易収支を悪化させたもう一つの原因に挙げられた。先月のエネルギー輸入は158億ドルで、全体輸入の26.8%を占めた。過去10年間、1月の平均エネルギー輸入額が103億ドルだった点を考慮すれば、1.5倍多い規模だ。

政府は、韓国と経済構造が似ている製造業基盤の輸出強国でも貿易収支の悪化現象が起きていると説明した。中国は昨年10月以後3ヶ月連続輸出が減り、日本は昨年4月以後9ヶ月連続減少傾向が続いている。台湾も昨年9月から3ヵ月連続で輸出が減っている。

特に、日本は17ヵ月間続いた貿易赤字で、昨年の年間赤字幅がなんと1503億ドルに達した。この他にドイツ・イタリア・フランスなどエネルギー輸入依存度が高いEU国家も貿易収支悪化または貿易赤字を記録している。

李昌洋(イ・チャンヤン) 産業通商資源部長官は「対外環境の不確実性が持続する状況で、保有しているすべての支援力量を結集し、輸出支援手段を総動員する」とし「韓国が輸出企業のために貿易金融・認証・マーケティングなど3大分野を中心に輸出困難を解消していき、原発・防衛産業・プラントなど大型プロジェクト受注も積極的に支援する」と強調した。
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