昨年の生産者物価指数8.4%↑…14年ぶりの最高値

  • 12月の生産者物価指数は前月より0.3%↓…2ヵ月連続下落

[写真=聯合ニュース>]


先月(12月)の生産者物価指数が前月比0.3%下落し、2ヵ月連続下落したにもかかわらず、昨年、韓国の生産者物価指数が14年ぶりに最も大幅に上昇した。国際原油価格と為替レートが同時に急騰(米ドル高)した影響だ。

20日、韓国銀行が発表した「生産者物価指数」資料によると、昨年の平均値は118.80で、直前年度(109.60)より8.4%上昇した。グローバル金融危機だった08年(8.6%)以来の最高値だ。

指数自体は1965年に統計が始まって以来、最も高い水準だ。従来の最高値は昨年だった。
 
生産者物価指数は韓国の国内生産者が国内市場に供給する商品とサービス価格変動を示す指標だ。指数が大きいほど生産者の販売価格が高くなることを意味する。

部門別では電力・ガス・水道および廃棄物上昇率が20.9%で最も高かった。続いて工業製品(11.7%)、サービス(3.1%)、農林水産物(1.0%)の順だ。

韓銀のソ・ジョンソク経済統計局物価統計チーム長は「昨年の国際原油価格および為替レート上昇の影響で石油製品、化学製品などの価格が上がり生産者物価指数を引き上げた」と説明した。

ただ、昨年12月の生産者物価指数(119.96)は前月(120.29)より小幅下落した。農林水産物の価格は上昇したものの、工業製品が下落した影響だ。これは物価上昇率がやや鈍化したという意味でもある。

主要品目別には、キュウリとズッキーニが前月より75%、73.8%ずつそれぞれ上昇した。一方、軽油は原油価格の下落などの影響で15.2%減少した。サービス分野では韓国料理の価格が前月比0.4%、前年同月比では8.6%上昇した。

国内供給物価は前月より1.6下落した。これは国内に供給される商品、サービス価格の変動を測定した指標だ。物価変動の波及過程を把握するために活用される。細部的に原材料(-6.5%)、中間財(-1.3%)、最終財(-0.7%)がいずれも減少した。

国内生産品の全般的な価格変動が分かる総算出物価も下がった。農林水産品(4.7%)などが上がったものの、工業製品(-3.1%)は下がり、前月比1.7%下落した。

ソチーム長は「国内景気変化および国際原油価格、為替レートの動きを複合的に調べなければならない」として「1月内の物価上昇要因は電気料金や加工食品・生活用品価格の引き上げなどがあり、下落要因はウォン・ドル為替レート下落(ドル安)傾向である」と説明した。
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