韓銀、12月BSIとESI発表・・・企業の体感景気4ヵ月連続下落

[写真=聯合ニュース]


韓国企業の体感景気が4ヵ月連続下落した。物価高と景気低迷の憂慮など不確実な経済状況によって景気を否定的に認識する企業が前月対比増えたのだ。現在の業況だけでなく来月の業況展望もやはり製造業と非製造業を問わず下落傾向を免れなかった。

韓国銀行が28日に発表した「2022年12月の企業景気実査指数(BSI)および経済心理指数(ESI)」調査結果によると、今月の全産業の業況BSIは74で前月(75)より1ポイント下落した。これは2020年10月(74)以来2年2ヵ月ぶりの最低水準であり、9月以降4ヵ月連続下落している。BSIは現在の経営状況に対する企業家の判断と展望を土台に算出された統計で、否定的な回答が肯定的回答より多ければ指数が100を下回る。

業種別には、製造業(71)が前月比3ポイント下落した。製造業の経営困難事項としては「不確実な経済状況」を挙げた比率が22.0%で前月に続き最も高かった。その後を原材料価格の上昇(17.2%)と内需不振(10.8%)の順だった。

非製造業に対する業況指数は76で、前月と同じ水準と把握された。非製造業の主要経営隘路も「不確実な経済状況」(18.9%)で、前月(18.2%)よりさらに多くの回答者が集まり最も高い比重を占めた。続いて人材難・人件費上昇(13.9%)と内需不振(12.1%)の順だった。前月の場合、原材料価格の上昇に対する回答が内需不振の憂慮を上回ったことに比べれば、景気低迷に対する憂慮が現実化しているという意味である。

企業は来月も業況が良くないと見通した。来年1月の全産業業況に対する展望BSIは前月より4ポイント低い70だった。このうち製造業は1ポイント、非製造業は5ポイントずつ下がったそれぞれ68、72ポイントだった。特に製造業の場合、2020年10月(68)以降最も低い水準を示した。

BSIに消費者動向指数(CSI)を反映した12月の経済心理指数(ESI)は前月より0.3ポイント上がった91.7を記録した。ただ、季節的要因などを除去したESI循環変動値は93.2で、1ヵ月前より1.4ポイント下落した。
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