ポスコケミカル、7四半期連続で四半期最大の売上達成…投資負担に営業利益は減少

[ポスコケミカル、7四半期連続で四半期最大の売上達成…投資負担に営業利益は減少]


 
ポスコケミカルが7四半期連続の四半期最大の売上を達成した。バッテリー素材事業投資が本格実績につながり、2030年の量産能力目標を従来の計画対比上方修正し、製品群も多様化することにした。ただ、このような投資負担などの影響で、営業利益は減ったことが分かった。
 
ポスコケミカルは連結基準、今年1四半期の売上高6646億ウォンを記録し、前年同期比42.2%増えたと明らかにした。営業利益は255億ウォン、当期純利益は360億ウォンと集計され、それぞれ前年同期比25.2%と9.5%減少した。
 
7四半期連続の四半期最大の売上を出したのは、バッテリー素材事業のおかげだ。バッテリー素材事業は前期対比44.1%増加した3171億ウォンの売上を上げた。
 
陽極材は電気自動車向けバッテリー向けハイニッケル製品の販売増加や原料価格の引き上げが販売価格に反映され、全期比48.1%増加した2722億ウォンの売上を上げた。陰極材も電気自動車やエネルギー貯蔵装置(ESS)向けの販売が増え、23.7%増加した449億ウォンの売上を記録した。
 
ライムケミカル事業も原料価格の上昇が販売価格に反映され、前期比6.6%増えた1979億ウォンの売上を記録した。耐火物事業は受注増加で、13.8%増加した1366億ウォンの売上を上げた。
 
子会社も好結果を収め、純利益は全期比87.4%上がった360億ウォンを示した。
 
ポスコケミカルは事業の成長を加速化し、新規顧客の受注に支障なく対応するため、2030年、バッテリー素材の量産能力目標を従来の計画比大きく高めることにした。陽極材は42万トン(t)から61万tに、陰極材は26万tから32万tにそれぞれ上向き調整する。
 
製品ポートフォリオも拡張する計画だ。陽極材は先にハイニッケルNCAと普及型電気自動車のためのLFPなどの事業化を推進し、製品群を多様化する。
 
NCA陽極材は量産体制構築を進めており、LFPは原料と製造技術を確保し、早期事業化が可能になる見込みだ。また、主力製品であるハイニッケルNCM・NCMA陽極材を中心に、北米・欧州・韓国・中国などにグローバル量産拠点を構築する計画だ。
 
6月には陽極材の光陽(クァンヤン)工場の6万t生産ラインの増設を完了し、単一工場の基準で、世界最大規模の9万tに拡張竣工する計画であり、陰極材の世宗(セジョン)工場も1万5000t規模の低膨張天然黒鉛陰極材などの生産ラインを拡張する予定だ。これで今年末までに陽極材は年産10万5000t、陰極材は8万4000tの生産能力を備えることになる。
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