法務部が9日、収監されているサムスングループの李在鎔(イ・ジェヨン)副会長の仮釈放を決定した。
法務部は同日午後2時から4時間30分にわたって非公開の仮釈放審査委員会を開いて仮釈放の是非を審査し、適格と議決した。捜査過程での拘束期間を含め、7月末までに刑期の約60%を終えて仮釈放の要件を満たした。
朴範界(パク・ボムゲ)法務部長官も同委員会の決定を承認し、コロナ禍の長期化による国家的経済状況や世界経済の環境を踏まえ李副会長が仮釈放の対象に含まれたと説明した。また、社会の感情や受刑生活の態度などさまざまな要因を総合的に考慮したと付け加えた。
今年1月に差し戻し控訴審で懲役2年6か月の実刑判決を受けて服役している李副会長は、今月13日に出所する予定であり、仮釈放されても来年7月の刑期満了までは海外渡航や経営参加に制限がある。
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