政府は今年第2四半期、公的資金3279億ウォンを回収した。1997年11月から今年6月までの公的資金の回収率は69.7%水準だ。
金融委員会が2日に公開した「2021年第2四半期現在の公的資金運用現況」によると、政府は公的資金支援額168兆7000億ウォンのうち、今年6月末基準で117兆6000億ウォンを回収した。
政府が第2四半期に回収した公的資金(3279億ウォン)は、ウリィ金融持株の売却額1493億ウォンと、公的資金投入による配当金1786億ウォンで構成された。配当金はソウル保証987億ウォン、ウリ金融持株449億ウォン、水協優先出資証券買入・焼却額350億ウォンなどだ。
公的資金の回収率は、2016年末の67.8%から2017年末に68.5%、2018年末に68.9%、2019年末に69.2%、2020年末には69.5%などと少しずつ上昇している。
現在運用されているのは「公的資金Ⅰ」である。1997年の通貨危機以降、金融機関の不良債権を整理するため、政府保証債権などを財源として造成した。2008年に世界的な金融危機を克服するために設置された構造調整基金「公的資金Ⅱ」は、2014年に運用を終了した。
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