半導体輸出、30ヵ月ぶりに100億ドル突破

[写真=Gettyimagesbank]


韓国産業の主力輸出品目としての役割を果たしてきた半導体が、30ヵ月ぶりに月輸出額100億ドルを再突破した。半導体の好実績に支えられ、先月の情報通信技術(ICT)輸出額も5月の中で2番目に高い業績を記録した。

産業通商資源部と科学技術情報通信部が14日に公開した暫定集計によると、5月のICT輸出額は72億2000万ドル、輸入額は72億2000万ドル、貿易収支は72億2000万ドルの黒字となった。

輸出額は前年同期比27.4%成長した。コロナ禍にも関わらず、昨年6月から12ヵ月連続の増加を記録したわけだ。これまで5月の過去最高輸出額と比べても2番目に高い実績だ。一日平均輸出額は8億5000万ドルで、昨年同期対比30.5%増加した。

主要国家別には中国(香港を含む、19.3%)、ベトナム(39.3%)、米国(30.5%)、欧州連合(34.4%)、日本(12.9%)などへの輸出が増えた。

特に半導体やディスプレイ、携帯電話のICT 3大主力品目の輸出が2ヵ月連続で二桁の伸び率を記録し、今回の業績を牽引した。

前年同期比半導体の輸出増加率は24%、輸出額は101億1000万ドルを記録した。2018年11月以来 、30ヵ月ぶりに100億ドル台に再進入したのだ。専門家らは半導体の持続的な需要増加と単価上昇が業績成長につながったと分析した。特に既存の強みであったメモリー半導体も65億7000万ドルの輸出額を記録したが、非メモリー領域であるシステム半導体の場合は30億2000万ドル、55.7%の成長率を示した。これはシステム半導体の過去最高の輸出額である。

そのほか、ディスプレイ(38.7%)はOLED(64.2%)とLCD(7.1%)、部分品(34.6%)の輸出が軒並み伸びた。携帯電話(43%)も完成品(20.8%)と部分品(62.9%)が同時に増えた。

コンピューター周辺機器(9.8%)もコンピューター(14.2%)と周辺機器(9.1%)の輸出がともに増加した。

地域別の輸出額は中国が86億6000万ドル、ベトナムが23億8000万ドル、米国が22億8000万ドル、欧州連合(EU)が10億3000万ドル、日本が3億3000万ドルの順だった。

5月のICT輸入額は、昨年同期より17.7%増の105億1000万ドルだった。品目別では半導体(20.6%)とコンピューター・周辺機器(20.1%)輸入が増え、携帯電話(-23.8%)とディスプレイ(-7.6%)輸入は減少した。
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