政府が新型コロナウイルス感染症(コロナ19)ワクチン接種者を対象に私的な集まりの制限を解除したり「ノーマスク(NoMask)」を許容するなど、ワクチン接種インセンティブを付与する案を用意した。
中央防疫対策本部は26日、中央災難(災害)安全対策本部会議で「予防接種完了者の日常回復支援策」を報告した。
これはまだ7.7%に過ぎないコロナワクチンの1回目の接種率を高めるための措置だ。ワクチン接種を完了し、免疫を形成した人々に制限的ではあるが、日常活動許容するという政府の意図だ。
防疫当局は予防接種計画上、主要分岐点といえる今年7月と10月を中心に防疫措置調整対象と活動を区分し、段階的にインセンティブ案を実施する。
まず来月1日から1回でもコロナワクチンの予防接種を受けた人の場合、直系家族会や老人福祉施設の運営制限が緩和される。
これを受け、1回目の接種後14日が経過した1回目の接種者と、2回目の接種後14日が経過した予防接種の完了者は、現在8人まで可能な直系家族会の人数基準から外され、最大10人まで許可されることになる。
全国民の25%と1300万人の1回目の接種が完了し、改編された社会的距離の確保(ソーシャルディスタンス)が施行される7月からは、防疫措置が一層緩和される。
予防接種の完了者は、私的な集まりの人数基準(5人または9人など)から除外され、家族会などに自由に参加できる。
また、1回目の接種者は、食堂やカフェなど屋外多重利用施設を利用する場合は人数基準から除外され、予防接種を完了した者は屋内外の多衆利用施設の人数基準から除外される。政府は予防接種の進行状況を考慮し、スポーツ観覧、映画館などで予防接種の完了者だけで構成された別途の区域での飲食摂取なども検討する。
ただし、中対本側は室内マスクの着用は非接種者に対する最後の保護手段なので、集団免疫が形成される前までは維持すると伝えた。
1次接種者と予防接種の完了者は、公園や登山道などの屋外空間でマスクを着用しなくても済む代わり、屋外であっても多数が集まる集会や行事ではマスク着用の義務が維持される。
全国民の70%にあたる3600万人が1回目の接種を完了する9月末以降には、第3次防疫措置の調整が行われる見通しだ。
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