4月の物価、2.3%↑・・・ 3年8ヵ月ぶりの最高

[写真=聯合ニュース]


4月の消費者物価が3年8ヵ月ぶりに最も大幅に上昇した。農畜水産物の価格上昇が続いている中、国際原油価格の上昇まで加わった影響だ。

統計庁は4日、「2021年4月の消費者物価動向」を発表した。それによると、先月の消費者物価指数は107.39(2015=100)で前年同月比2.3%上昇した。これは2017年8月(-2.5%)以後3年8ヵ月ぶりの最高上昇幅だ。

消費者物価は2018年11月(2.0%)以降0~1%の物価安基調を続けている。しかし、今年2月(-1.1%)、3月(-1.5%)、4月(-2.3%)まで上昇幅が拡大した。

最近の物価上昇は農畜水産物の上昇の影響が大きい。4月には作況不振や鳥インフルエンザ(AI)の影響で13.1%上昇した。このうち農産物は17.9%、畜産物は11.3%、水産物は0.6%の上昇率を示した。

国際原油価格の上昇は、工業製品の物価に影響を及ぼした。4月の工業製品は2.3%上昇した。工業製品のうち石油類が13.4%上昇し、2017年3月(14.4%)以来の最高上昇率となった。特に昨年の新型コロナウイルス感染症(コロナ19)により、原油価格が1バレル当たり20ドル台に下がった基底効果も反映された。

電気・水道・ガスは4.9%急落した。

サービス物価は1年前より1.3%上昇した。個人サービスは2.2%上昇したが、公共サービスは1.0%下落した。個人サービスの中で外食物価が1.9%急騰した。

家賃は1.2%上がった。伝貰(チョンセ)は1.6%、月貰(ウォルセ・月々家賃) は0.7%がそれぞれ上昇した。

農産物や石油類除外指数は1年前より1.4%上昇した。これは季節的な要因や一時的なショックによる物価変動分を除いた基調的な物価上昇率が把握できる。

食料品やエネルギー除外指数は、昨年同月より1.1%上昇した。全体460品目の中で購入頻度が高く、支出比重が高いため価格変動を敏感に感じる141品目で作成した生活物価指数は1年前より2.8%上昇した。

生鮮食品指数は、前年同月比14.6%上昇した。新鮮魚介(-0.7%)、新鮮野菜(-19.4%)、新鮮果実(-19.3%)いずれも1年前より物価が上がった。

また、自分の所有住宅を住居目的に使って得るサービスに対して支払った費用(自家住居費)を含めて作成された自家住居費込み指数は前年同月比2.1%上昇した。

支出目的別動向によると、食料品・非酒類飲料(8.1%)、交通(6.4%)、飲食・宿泊(1.8%)などは上昇したが、通信(-1.8%)、教育(-1.1%)は下落した。
 

[資料=統計庁提供]


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