世界の食糧価格指数、8カ月連続で上昇・・・「生産性低迷の中で需要増加」

[写真=聯合ニュース]


世界の食糧価格指数が8ヵ月連続で上昇した。

7日、国連食糧農業機関(FAO)によると、今年1月の世界食糧価格指数は前月より4.3%上がった113.3ポイントと集計された。昨年5月(91.0)から8ヵ月連続の上昇だ。

FAO食糧価格指数は、FAOが1990年以後、24品目の国際価格動向をモニタリングし、5品目群別に毎月作成して発表する統計だ。

1月には全般的な生産性の低迷と需要増加の中で、全品目群が強含みを見せた。

詳細をみると、穀物価格指数は124.2ポイントを記録し、前月比7.2%上昇した。

穀物のうちトウモロコシは1ヵ月で11.2%も値上がりした。米国の生産量が減少した中で、在庫の減少、中国の大量購買、アルゼンチンの輸出一時停止と乾燥した天気などが複合的に影響した結果だ。

小麦の価格はトウモロコシの価格が上昇している上、3月以後はロシア産の販売量が減るだろうと予想されるため、6.8%上昇した。

油脂類価格指数は前月より5.9%上がった138.8ポイントと集計された。パーム油は大雨でインドネシア・マレーシアの生産量が予想より低調で、価格が8年6カ月ぶりに最高値を記録した。大豆油はアルゼンチンのスト長期化と輸出量の減少で、8ヵ月連続で上昇した。

肉類価格指数は96.0ポイントで前月比0.9%上昇した。

家禽肉の価格が輸入需要の増加と鳥インフルエンザ(AI)発生国の輸出制限で急騰し、羊肉の価格はオセアニアの供給量不足と中国発需要が急増し、4ヵ月連続の上昇傾向を見せた。

ただ、牛肉や豚肉は春節(中国の旧正月)を控えている中国の購買量の増加にも供給が十分であり、価格が小幅な上昇に止まった。

油脂類価格指数は1.5%上昇した111.0ポイントだ。バターと全脂粉乳は季節上、ニュージーランドの輸出供給量が減少して中国の購買量が増加し、価格が上昇した。一方、チーズ価格は米国の在庫蓄積と欧州内での販売減少で下落した。

砂糖価格指数は94.2で前月比8.1%上昇した。欧州連合(EU)・ロシア・タイの作況が悪化するとの見通しの中で、南米の乾燥した天気で世界供給量が減るという懸念が価格を引き上げた。

農食品部のある関係者は、「国際農産物の需給状況を引き続きモニタリングし、関連省庁と機関・業界が適時に対応できるよう情報を共有する」とし「国際穀物需給と関連し、国内業界の苦情を発掘し、負担を軽減できるように関係省庁と協議する計画」と述べた。
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