丁世均(チョン・セギュン)国務総理(首相)は1日、今週の状況を見守り、防疫措置の緩和を検討すると明らかにした。
丁首相は同日午前、政府ソウル庁舎で新型コロナウイルス感染症(コロナ19)対応中央災難安全対策本部会議を開き、このように明らかにした。自営業者や小商工人には、もう少しだけ忍耐するよう呼びかけた。
丁首相は「今後、ワクチン接種が本格化すればコロナ19に対応する韓国の防疫戦略にも変化が必要だ」とし「全国民の予防接種のためには医療資源を効率的に配分しなければならない。安定した状況で集団免疫を形成するには、持続可能な防疫が必要だ」と述べた。
また「これに伴う『自律と責任』に基づいた社会的距離置き(ソーシャルディスタンス)体系の改変をあらかじめ準備しておかなければならない」とし、準備過程で各界の意見を傾聴し、特に今最も苦痛を受けている自営業者と小商工人の声が十分反映されなければならない」と付け加えた。
さらに「これまで韓国がコロナ19に成功的に対応できた要因の一つは、迅速な診断検査を通じて感染者を早期に発見できたため」として、「コロナ19初期の昨年2月、一日2万件だった韓国の診断検査の力量が先月は一日最大20万件まで拡大した。拡大した検査力量を基に設置した臨時選別検査所を通じて、この1カ月半でおよそ4500人もの隠れた伝播者を探し出した」と強調した。
続いて「しかし、最近1週間の感染者接触による感染が33%に達し、経路が分かりにくい事例も21%を超えている」とし「今は増えた検査力量を最大限活用し、国民がより便利で迅速に診断検査を受けられる環境を整えていく必要があると思う」と述べた。
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