LG化学、M-プロジェクトの稼動へ…「来年までに重大事故のゼロ化」

[LG化学、M-プロジェクトの稼動へ…「来年までに重大事故のゼロ化」]



LG化学は全世界の全ての事業所を対象に、環境安全基準を再確立し、管理体系も大幅に強化すると7日、明かにした。 辛学喆(シン・ハクチョル)副会長の指揮の下、「グローバルスタンダード」を樹立、全世界の事業場に拡大する。

LG化学は5月に発表した「環境安全強化対策」の後続措置として、来年まで「重大環境事故のゼロ化」を推進する。 このため、社内の環境安全及び工程技術の専門家と外部の専門機関で構成される「M-プロジェクト」を稼動する。

M-プロジェクトのMは「木蓮(Magnolia)」を意味する。 木蓮が開花するこの春に発生した事故を忘れないで、すべての環境安全対策を原点から検討するという意味だ。 実際、LG化学は今年5月、インド工場のガス漏れ事故と大山工場の火災が相次いで発生した後、抜本的な対策づくりに集中している。

今回のプロジェクトの一環としてLG化学は全体の事業場を対象に、ハイリスク工程及び設備に対する緊急診断をまず完了し、計590項目の改善が必要と判断した。 これらの項目に対する即時措置を向け、今年延べ810億ウォン規模の環境安全投資を追加で実施することにした。 また、外部の専門機関とともに、年内完了を目標に精密診断も進行中だ。

LG化学は一連の点検と整備を通じて、来年末までに全社的な環境安全規定体系を再確立する計画だ。 現在、従来の規定体系の補完および技術指針などを制定・改正している。 外部の専門会社と協業し、今年は設計・運転のノウハウ・メンテナンス・法規など環境安全の分野で計25件の改正事項を反映する計画だ。

また、製品や工程上の最高技術レベルの事業場を「マザーファクトリー(Mother Factory)」に選定し、分野別BP(Best Practice)事例を全事業場に発信するシステムを構築する。 来年上半期からこの制度を本格的に運営する計画だ。

さらに、ビックデーターを活用して事故の形跡を事前に予測できる技術開発にも注力する。 現在、麗水や大山石油化学工場にデジタル転換技術をテスト中であり、来年には適用可能な事業所や単位の工場を拡大する予定だ。

LG化学は今年下半期、環境安全予算や投資管理の主体を各事業本部から法人環境安全組織に変更する。 全社レベルで環境安全分野の組織体系を改善し、事故予防を強化するという趣旨だ。

今年、環境安全分野だけに計2350億ウォンの投資を執行する。 専門人材の確保や国内外の環境安全関連組織の再整備に集中投資し、環境安全が最優先という経営方針を組織全体に確固たるものに伝える方針だ。
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