サムスン重工業と韓国造船海洋が超大型エタン運搬船(VLEC・Very Large Ethane Carrier)を2隻ずつ受注した。 両社はアジア地域の船主会社とそれぞれ約2億2000万ドル(約2620億ウォン)規模の契約を締結した。
サムスン重工業はアジア地域の船社から世界最大の大きさである98K級のVLEC 2隻を約2億2000万ドルで受注したと25日、明らかにした。 VLECは米国のシェルガス開発で生産されたエタンを海外に輸出するために考案された新概念の船舶である。
サムスン重工業が2014年、世界で初めてVLEC 6隻を受注し、成功的に引き渡したことがある。 サムスン重工業は今回の建造契約を含め、現在まで世界で発注されたVLEC 18隻のうち、11隻(61%)を受注した。
会社関係者は"VLECは今後、米国、ノルウェーなどエタン輸出国が生産量を増やす場合、追加発注が期待される市場"とし、"独歩的な技術力と建造経験をもとに、優越的な市場地位を維持していく"と述べた。
今回の契約でサムスン重工業は今年、シャトルタンカー3隻、液化天然ガス(LNG)燃料エンジンの超大型原油運搬船(VLCC)2隻など計7隻、7億ドルの受注実績を記録している。
韓国造船海洋も同日、総2億2000万ドル規模の98K級VLEC 2隻を受注したと伝えた。 蔚山現代重工業で建造し、2022年上半期、船主会社に引き渡す予定だ。
特に韓国造船海洋は"今回の契約には同級の船舶1隻に対するオプションが含まれており、今後、追加受注も期待される"と明らかにした。
現代重工業はすでに3隻の同級エタン運搬船を建造中であり、今回2隻を追加し、計5隻のエタン運搬船を建造することになった。
韓国造船海洋は20日、サウジアラビアの国営船会社のBahri社から4億1000万ドル規模の5万トン級の石油化学製品運搬船(PC船)10隻も受注した。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>