実物の運転免許証を所持しなくても、スマートフォンにモバイル運転免許証を保存して利用できるようになる。
12日、移動通信業界によると、今月24日から移動通信3社が共同で作った本人認証サービスの「パス(PASS)」でモバイル運転免許証サービスが開始される。
パスはスマートフォンアプリを基盤にした本人認証サービスだ。毎回個人情報を入力しなければならない認証手続きを簡素化し、セキュリティレベルを一層高めたのが特徴だ。
モバイル運転免許証は、実物の運転免許証をパスアプリにQRコードやバーコードの形で保存したものだ。警察庁と道路交通公団の運転免許情報検証システムと連動し、リアルタイムで運転資格や本人認証ができる。
これと共に、パスは今月末からQRコードの出入り認証サービスも提供する。遊興施設のようなハイリスクの多衆利用施設に入場する際、QRコードで本人認証をした後に入場しなければならないが、この時、パスアプリを使えるようになる。
一方、パスの利用者は非対面文化の拡散とともに着実に増えている。パス利用者は18年の1400万人から今年2月には2800万人を突破しており、来月には3000万人を超える見通しだ。
移動通信3社はパスを基盤に非対面口座開設や電子署名、保険など多様な本人認証サービスを発売し、利便性を高める計画だ。移動通信3社は24日、モバイル本人認証のサービスビジョンを話し合う「パスサミット(PASS SUMMIT)2020オンラインセミナーも開催する。
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