ソウル中央地裁は9日、サムスングループの経営トップである李在鎔(イ・ジェヨン)副会長の逮捕状請求を棄却した。
検察は李副会長による不正会計疑惑で逮捕状を請求したが、地裁は「逮捕の必要性と相当性の疎明が不十分」とし「責任の有無は裁判の過程で十分な審理を経て決定するのが妥当だ」と判断した。
李副会長は逮捕されれば、グループにとっては「トップ不在」となり、経営に影響を及ぼす可能性もあったが、当面回避された。
李副会長は2015年、サムスングループの系列会社の合併で経営権継承をめぐり不正があったとして、元幹部2人とともに逮捕状が請求されていた。
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