サムスンディスプレイの従業員186人、ベトナム入国許可…"LGディスプレイも協議中"

[サムスンディスプレイの従業員186人、ベトナム入国許可…"LGディスプレイも協議中"]



ベトナム政府がサムスンディスプレイのエンジニア186人に対し、14日、隔離なしに入国を許可した。 LGディスプレイなど現地に進出した他の韓国企業のエンジニア入国問題も検討している模様だ。

13日、ベトナム駐在の韓国大使館と業界によると、サムスンディスプレイのエンジニア186人を乗せたアシアナ航空のチャーター機OZ7737が同日午前9時、仁川国際空港から出発し、ベトナム北部のクアンニン省ヴァンドン空港に向かっている。

飛行機は午後3時(現地時間午後1時)、 ヴァンドン空港に到着する予定だ。 ヴァンドン空港はベトナム政府が韓国発旅客機に対してハノイ空港の代わりに着陸するように指定した所だ。 ハノイから車で3時間ほど離れている。

サムスンディスプレイの職員らはベトナム北部のバクニン省にある工場で、ほかの職員らと分離され、フレキシブルOLED(有機発光ダイオード)モジュール生産ラインの改造作業を行う予定だ。 工場近くに別途に設けられた宿所に泊まり、部外者との接続を徹底的に遮断する計画だ。

今回入国するサムスンディスプレイの職員らはサムスン側が早急に入国を認めてほしいと要請したエンジニア700人あまりの一部だ。 サムスンディスプレイの現地人員の投入が遅れれば、今後発売されるサムスン電子のスマートフォンの新製品をはじめ、グローバル顧客企業の製品生産に支障を来たしかねないという懸念も考慮したという。

この他にも順次韓国のエンジニアたちの追加入国が実現するだろうと朴ノワン駐ベトナム大使が明らかにした。 朴大使は"ベトナム政府が例外的で、異例に入国を許可した"とし、"現地に進出した韓国企業が至急必要なエンジニア入国を許可する始発点"と述べた。

続いて"LGディスプレイ職員の入国も協議が行われている"とし、"他の企業の需要も広範囲に把握している"と付け加えた。 LGディスプレイもベトナム現地のOLEDモジュール工場の正常稼動のため、エンジニアの入国許可を要請したという。

ベトナム当局は先月29日から韓国民に対するノービザ入国を臨時許可せず、韓国から入国する全員に対して2週間の施設隔離を行った。 これに対し、サムスンディスプレイと韓国大使館などは韓国で陰性判定を受けたエンジニアに限って入国許可をベトナム政府に要請した。
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