1人世帯36%、月200万ウォンも稼げず・・・暮らしの質が劣悪

  • 統計庁「韓国の社会動向2019」発表

  • 国民14.1%、家族との接触がなく…社会的孤立深化

  • 大学生10人のうち8人 「高校は死活をかけた戦場」

[写真=Gettyimagesbank]


韓国内の1人世帯が30%に迫る中、経済状態、住宅、社会活動、余暇など暮らしの質の領域で、概ね劣悪な状態であることが分かった。

◆1人世帯36%、月収200万ウォン未満…「主観的満足感」も低く

13日、統計庁が発表した「韓国の社会動向2019」の資料を見ると、昨年の人口住宅総調査基準の韓国内1人世帯は全世帯の29.3%(585万世帯)を占めた。このうち、男性は291万世帯、女性は292万世帯だった。去る2000年よりそれぞれ207.5%、130.0%増えた。

年齢別に30〜40代が全体の1人世帯の31.8%で最も大きな割合を占めた。続いて △50〜64歳が25.1% △65歳以上が24.7% △20代以下は18.4%の順だ。

ソウル研究院のピョン・ミリ研究員は「中高年層の相対的に高い離婚率、家族の解体、キロギ(雁)家族(非同居家族・教育離散家族) で表現される教育的な要因などで1人世帯の中高年層の割合が増えた」と説明した。

特に1人世帯の35.9%が、月収200万ウォン未満であることが分かったた。月200万〜300万ウォン未満は35.7%、月300万〜400万ウォン未満は17.1%だった。月400万ウォン以上は11.3%と調査された。

1人世帯は一般世帯と比較して一戸建て住宅(47.2%)の居住率が高く、アパート(マンション・29.9%)居住率が低かった。1人世帯の主観的満足感は23.3%で、多数世帯(30.8%)より相対的に低かった。

◆国民14.1%、家族との接触がなく…社会的孤立の深化

韓国国民は他の人との接触がなかったり困難なときに助けられる人がいない状態を意味する「社会的孤立」程度が高いことが分かった。

昨年の調査で19〜69歳の人口の14.1%が家族と接触がないと答えた。3.0%は家族以外の人と関係を結んでいなかった。18.3%は大金を借りる人が、9.3%は病気になったときに助けてくれる人が、6.5%は寂しい時の話相手がいなかった。

ただ、韓国の社会的孤立は社会的接触、社会的支援の側面でいずれも2016〜2017年まで増加したが、最近、減少傾向にある。

この10年間、辛いときに助けられる人がいない割合は、ドイツ、米国、日本で5〜12%程度であるのに対し、韓国は20%を超える場合が多く、社会的孤立の程度が高い方だった。

◆大学生10人のうち8人「高校は死活をかけた戦場」

韓国の大学生81%が高校を「死活をかけた戦場(良い大学を目指し、成績のために激しい競争が起こるところ)」と認識するほど教育競争が熾烈だと感じたことが分かった。

中国、日本、米国の場合、高校のイメージを「死活をかけた戦場」と答えた場合が10〜40%(中国41.8%、日本13.8%、米国40.4%)に過ぎなかった。

韓国大学生の幸福度は平均点数が6.1で、日本(6.2)、米国(7.2)、中国(7.5)など他の国に比べて低かった。

韓国の中高校生の最大の悩みは勉強だった。統計庁が全国中高校に在学中の満13〜18歳の学生を対象に昨年実施した調査で、中高生が心配している主な問題の1位は勉強(49.8%)だった。続いて外見(13.5%)、職業問題(10.7%)などが挙げられた。

中高生と小中高の親の期待教育水準は、過去より小幅下方(学生17.0%→13.1%、保護者22.5%→17.9%)している様子見せたが、それでも親が子供に期待する学歴は学生本人より高かった。
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