サムスン電子のAP二元化政策、事実上破棄へ…「ギャラクシーノート10」エクシノス大幅に搭載

[サムスン電子のAP二元化政策、事実上破棄へ…「ギャラクシーノート10」エクシノス大幅に搭載]



サムスン電子がスマートフォンのアプリケーション(AP)プロセッサの二元化政策を事実上廃棄する。 今月発売されるフラッグシップスマートフォン「ギャラクシーノート10」にクアルコムの「スナップドラゴン」の代わりに、自社のAP「エクシノス」を大幅に導入するという計画だ。

4日、関連業界によれば、サムスン電子はギャラクシーノート10の大部分のモデルに「エクシノス9825」を採択した。 ただ、米国の移動通信会社を通じて発売されるモデルには通信ネットワークとの互換性を理由に、スナップドラゴン855プラスが入ることが分かった。

APはスマートフォンの頭脳の役割をする部品だ。 これまでサムスン電子は地域別にAPを差別化する戦略を固守してきた。 米国や中国など一部の国で発売される製品にはスナップドラゴンを、国内市場などその他の地域の場合はエクシノスを搭載した。

2つのAPの間に性能の差があるという指摘がしばしば提起されたにもかかわらず、このような政策を維持したのは地域別に移動通信ネットワークの違いがあるためというのが会社側の説明だ。 購買線を多様化することで、リスクを管理できるという長所もある。

しかし、ギャラクシーノート10にエクシノスを主に投入するようになり、従来の二元化政策は実質的に廃止されるものとみられる。 今後、発売されるギャラクシースマートフォンでもこのような傾向が維持される可能性が高い。

このような動きはエクシノスの性能に対するサムスン電子の自信を反映したものだというのが業界の解釈だ。 エクシノス9825は次世代半導体技術として注目される極時外線(EUV)を活用した初のAPだ。 7ナノ微細工程で、前作に比べて性能は高め、電力消耗量はさらに下げた。

非メモリー半導体事業の育成意志も読み取れる。 これに先立つ4月、サムスン電子は「2030年、システム半導体1位達成」ビジョンを提示して以来、モバイルAPの研究開発にも拍車をかけている。

6月には台湾の半導体メーカー「AMD」と戦略的パートナーシップを締結した。 技術提携を通じてエクシノスのグラフィック処理性能を一段階アップさせるための目的だ。 サムスン電子の半導体製品のうち、エクシノスに最初のシンボルマークを導入し、ブランド化に乗り出した。

サムスン電子のモバイル·IT(IM)部門がエクシノスを大幅に導入すれば、メモリー半導体の業況不振に苦しむデバイスソリューション(DS)部門の業績改善にも役立つと予想される。

7ナノ工程を掲げ、他社に供給するAP量も増やせるものと見られる。 市場調査会社ののSAによると、昨年、グローバルAP市場ではクアルコムが37%で、1位を占めた。 メディアテック(23%)とアップル(14%)が後を継いだ中、サムスン電子は12%で、4位に止まった。

サムスン電子は7日(現地時間)、米ニューヨークでアンパック行事を開き、ギャラクシーノート10を公開する予定だ。 ギャラクシーノート10はシリーズ史上初めて一般とプラスの2つのモデルで発売される。 海外市場ではLTEと5世代(5G)移動通信バージョンに分けて発売されるなどモデルが多角化された。 国内での発売は23日だ。
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