景気懸念に、一層輝くゴールド・ファンドを買ってみようかな

[写真=GettyimagesBank]


金価格に羽が生えた。米中貿易紛争が解決の糸口が見つからず、安全資産を好む心理もますます大きくなっている。

22日、証券情報会社エフアンドガイドによると、ゴールド・ファンドの収益率は今年に入って前日まで15.1%を記録した。これに比べて国内株式型ファンドは0.50%しか儲からなかった。

ゴールド・ファンド別には、ブラックロック資産運用の商品収益率が同期間18.12%で1位を記録した。 IBK資産運用と新韓BNPパリバ資産運用のゴールド・ファンドの収益率はそれぞれ11.25%と10.23%に集計された。三つの商品はすべて金を採掘する企業に投資している。

ゴールド・ファンドは年初、金価格の下落で憂き目にあった。米国との貿易紛争を行っている中国が金を買い始めながら金価格は上昇に転じた。

金価格はこの日、韓国取引所(KRX)の金市場で1g当たり5万3965ウォンを記録した。19日には5万4580ウォンまで跳ね上がったりもした。金市場が始まった2014年以来最高値だ。金価格は今年に入って18%ほど上昇した。

韓国銀行が先日、基準金利を下げた点も金価格上昇を刺激している。それだけ景気の見通しが悪くなったといえるからだ。

ユアンタ(Yuanta・元大宝来)証券のミン・ビョンギュ研究員は「金融市場が不安になるほど金の価格は上昇を見せる」とし、「金価格は来年初めまで10%ほどさらに上昇する可能性がある」と述べた。

ただ、長期収益率は期待に及んでいない。ゴールド・ファンドの収益率は3年と5年の間、それぞれ-9.92%と-6.54%を記録している。これに比べて国内株式型ファンドは5年間2%近くの利益を出した。

キウム証券のソ・サンヨン研究員は「米中貿易紛争が落ち着くと安全資産を好む心理も弱まる可能性がある」とし、「市場の状況を見守りながらゴールド・ファンドに投資しなければならない」と伝えた。
 
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