常勝疾走カカオバンク、危機を迎えたケイバンク

  • インターネット銀行の発足2年、カカオバンク1000万人顧客達成

  • ケイバンク、NH投資不参加で276億ウォンの半分有償増資

[写真=聯合ニュース]


国内1・2号のインターネット専門銀行の明暗が分かれた。後発走者であるカカオバンクが、発足2年で1000万人の顧客を達成した日、インターネット銀行第1号であるケイバンク(K BANK)は、「半分」の有償増資を完了するのにとどまり、営業正常化も不透明になった。

カカオバンクは去る12日、新規口座開設の顧客数が1000万人を超えたと発表した。2017年7月末に発足以来、2年余りの成果だ。「26週貯金」、「グループ通帳」、「伝貰・月貰保証金融資」など、画期的な金融商品を相次いで披露し、顧客を集めた。

これと共にカカオはこの日に理事会を開き、韓国投資金融持株からカカオバンクの普通株式4160万株を2080億ウォンに取得することにしたと公示した。「コールオプション」方式のため、金融委員会の大株主適格性審査が終わった後、株式を取得することになる。以後、カカオはカカオバンクの持分34%(8840万株)を所有すると同時に大株主となる。

カカオバンクがカカオの資本力をもとにした大規模な増資を通じて営業拡大に乗り出せるのだ。革新商品やサービスを提供し、より多くの顧客を確保することができる。早ければ24日、金融委の定例会議でカカオの大株主適格性審査が完了するという観測が出るなど、カカオが大株主に上がるのは時間の問題に過ぎないという分析だ。

カカオバンクに二重の慶事が重なった日、ケイバンクは有償増資計画に支障が生じた。この日、Kバンクは転換新株約552万株、276億ウォン規模の有償増資代金を株主から納入された。これにより、ケイバンクの総資本は5051億ウォンに増えることになった。

しかし、主要株主会社であるNH投資証券が有償増資に参加し、当初計画した412億ウォンのうち67%程度を確保するにとどまった。

ケイバンクの有償増資が「半分」の成功にとどまり、営業が正常化するかどうかもまだ不透明な状態で残ることになった。融資営業に再び乗り出しても2〜3ヶ月後には与信余力がまた不足になる可能性が高いからだ。その間、大規模な増資に成功するかも断言できない。

先立って今年1月、ケイバンクは5900億ウォン規模の有償増資を計画したが、金融当局がKTに対する大株主適格性審査を中断することにより、その計画は無期限延期された。そのため、ケイバンクは融資の販売を全面中断した状態だ。

しばらくはカカオバンクの独走が予想され、2つのインターネット銀行間の格差はさらに広がる見通しだ。カカオバンクはカカオを踏み台にして黒字規模を増やすことができる。今年第1四半期、カカオバンクは66億ウォンの当期純利益を出して発足1年9ヶ月で初めて黒字を達成した。

一方、ケイバンクは新規の投資家が見つからず、赤字規模が拡大する可能性が高い。第1四半期にケイバンクは、前年同期比28.2%増えた241億ウォンの当期純損失を記録した。現在、顧客数もカカオバンクの10分の1の水準にとどまっている。
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