中国「レアアース政策、早期に発表する」

  • 発改位、今月だけで3回のレアアース産業座談会を開き

  • 「戦略的資源であるレアアースの価値をよく発揮できるようにする」

[写真=聯合ニュース]


中国の対米圧迫カードとして浮上したレアアース関連政策が近いうちに輪郭を現わす見通しだ。

17日、中国経済網によると、中国国家発展改革委員会(発改位)の孟玮報道官は同日記者会見を開き、「レアアースが戦略的資源としての特殊な価値を確実に発揮できるよう、関連政策をできるだけ早く発表する」と述べた。

発改委は去る4〜5日の二日間、3回にわたってレアアース産業の座談会を開き、専門家と業界関係者たちの意見を集めた。

孟報道官は、「座談会を開いた目的は中国のレアアース産業構造を合理的かつ効率的に運営する方案を設け、レアアース産業の発展を促進するためである」とし、「レアアースの輸出制限を強化しようという意見と、業界に対する国家の全方位的な管理監督を強化しなければならないという意見などが出てきた」と明らかにした。

さらに孟報道官は、「中国はレアアース資源と商品で世界各国の発展に必要な需要を満足させることを希望するは、『一部の国』がグローバル貿易規則を違反し、産業網を壊すことには強く反対する」とし、「中国のレアアース資源で製造した商品で中国の発展を抑制するなら、断固反対する」と強調した。

中国が最近、レアアースの生産・開発・輸出などと関連し声を高めているのは、レアアースを対米圧迫手段として強化するためという分析が支配的だ。

レアアースはバッテリー、軍事装備など各種電子製品の製造に必需の17種類の光物質を含んでいる。中国は世界レアアースの生産・流通を実質的にほぼ独占している。去る2月、米国地質調査所(USGS)は昨年のレアアースグローバル生産(17万t)の70.6%(12万t)が中国産だと集計した。さらに、2014〜2017年の間、米国が輸入したレアアースの80%が中国産だった。

中国の「レアアース報復カード」が可視化され、米国も態勢を整えている状況だ。米商務省と国防総省は最近まとめたレアアース関連報告書で、中国のほかに様々なレアアース供給先を確保するために努力していると明らかにした。
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