うごめく車産業、生産・輸出2ヵ月連続で増加

  • 国産車の販売増加にも輸入車の不振で内需は小幅減少

  • 電気自動車72%・水素自動車643.5%などエコカーの販売急増

[写真=亜洲経済DB]


ここ数年間、不振を免れなかった自動車産業が再びギアを上げている。今年に入って初めて生産と輸出が2カ月連続増加し、過去の地位を取り戻すことができるという期待感も高まっている。

産業通商資源部は13日、5月の国内自動車生産が前年同月比4.1%、輸出は6.1%上昇したと明らかにした。4月に続き2カ月連続の増加傾向だ。

最近、自動車産業の雰囲気はあまり良くなかった。韓国自動車産業協会によると、昨年の韓国の自動車生産量は402万9000台で、2017年(411万5000台)に比べて2.1%減少した。内需(-0.5%)と輸出(-3.2%)もやはりマイナスを記録した。

韓国の自動車生産量は2015年に455万6000台の水準だったが、以降、2016年に422万9000台、2017年に411万5000台、2018年に402万9000台など3年連続の減少傾向を示した。

特に自動車生産上位10カ国のうち、3年連続で生産量が減少した国は韓国が唯一だったほど成績が良くなかった。

輸出の場合も、2012年に317万1000台、2013年に308万9000台、2014年に306万3000台、2015年に297万4000台、2016年に262万2000台、2017年に253万台、2018年に245万台へと6年連続の減少傾向を記録した。

今年に入っても2月と3月の場合、操業日数の減少とストの影響で生産と内需、輸出すべてが減少傾向をみせた。

しかし、4月に国内の自動車生産量は3カ月ぶりにプラスに転じた後、先月まで2カ月連続増加して上昇曲線を描いている。

先月の自動車生産量は新車輸出と内需好調、操業日数の増加などで1年前より4.1%多い36万6152台と集計された。

特に現代車はパリセード、ソナタ、G90など新車発売効果で前年同月比12.8%増回した16万6503台を生産した。

輸出も好調だ。先月の輸出台数は22万6096台を記録した。米国・西欧など主要市場のグローバル自動車販売不振が続く中でも、北米を中心に国産スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)とエコカーの販売好調が続き、6.1%増加した。

国産車は個別消費税引き下げの延長、国産新車発売の効果により13万2286台を販売した。一方、輸入車はBMW、アウディ、フォルクスワーゲンなど一部メーカーの在庫物量不足で2万1534台を販売するのにとどまった。

自動車市場で注目すべき点は、エコカーの躍進だ。エコカーは、内需の場合37.2%増えた1万3844台、輸出は15.6%増加した1万8490台を販売した。エコカーの輸出実績は全体の乗用車輸出量の8.5%を占めた。

内需は、政府の電気自動車・水素自動車の補助金支給などにより、電気自動車(EV)が72.1%増加した4083台、水素自動車(FCEV)は643.5%増えた461台を販売した。

輸出の場合、電気自動車では現代自動車コナがスイス・ザンクト・ガレン州警察車に選ばれるなど輸出実績を率いており、ハイブリッド車(HEV)では現代自動車のアイオニック (IONIQ)と起亜車ニーロ(Niro)が着実に販売台数が増えて強気を見せた。

 
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