3月の輸出-8.2%...半導体価格の下落、中国不振で4カ月連続でマイナス

[写真=亜洲経済DB]


1日、産業通商資源部は3月の輸出額が471億1000万ドルを記録し、前年同月比8.2%減少したと暫定集計を発表した。

輸出は昨年12月から4カ月連続で減少した。4カ月連続のマイナスを記録したのは、2015年1月から2016年7月まで19カ月連続減少した後、初めてだ。

産業部の関係者は、「3月の輸出の減少は、米中貿易紛争、グローバル景気減速、保護貿易主義の拡散など、対外リスクと半導体単価の下落など、景気要因が複合的に作用したことと、操業日数の減少やベース効果などの影響が大きい」と説明した。

半導体は、単価の下落と半導体を購入するグローバルIT企業の在庫調整が続き、3月の輸出が16.6%下落した。ただし、昨年12月からマイナスを記録した半導体輸出量が3月には1.8%の増加に転じた。

石油化学は、国際原油価格の上昇にもかかわらず、国内の大規模な定期補修と米国の供給量の増加で10.7%減少した。

産業部は今月から、既存の13大主力品目に追加して、新産業を反映した20大の主要品目の輸出動向を集計しているが、20代の品目のうち、船舶(5.4%)、プラスチック製品(3.6%)、バイオヘルス(13.0%)、二次電池(10.2%)の4品目以外には全品目で輸出が下落した。

地域別には、昨年の全体の輸出の26.8%を占めていた中国が15.5%減少した。米中貿易紛争などの影響で、中国の経済成長率が鈍化し、5カ月連続で対中輸出が停滞している。

新南方政策の中核国であるアセアン(ASEAN・東南アジア諸国連合)地域も半導体、無線通信機器、石油製品などの輸出が7.6%下落した。

ただ、米国は自動車や機械、石油製品などを中心に輸出が4.0%増加し、6カ月連続の上昇傾向を維持した。独立国家共同体(CIS)、インド、中南米などでの輸出増加傾向も続いた。

輸入は前年比6.7%減の418億9000万ドルを記録した。液化天然ガス(LNG)、半導体製造装置、ガソリン乗用車などを中心に輸入が減少した。特に半導体製造装置の輸入は、国内企業の設備投資の減少の影響で前年比70.3%減少した。

貿易収支は52億2000万ドルで、86カ月連続の黒字を維持した。

輸出が4カ月連続で減少を記録したにもかかわらず、肯定的な部分は、3月の輸出減少率が一桁に鈍化したという点である。輸出は昨年12月-1.7%、今年1月に-6.2%、2月に-11.4%、3月に-8.2%を記録した。

また、一日平均の輸出は1月に19億2000万ドル、2月には20億8000万ドル、3月20億9000万ドルに上昇する傾向にある。産業部は3月の輸出量は0.9%減少したが、第1四半期の量は、前年比1.5%増加したと説明した。

成允模(ソン・ユンモ)産業部長官は、「3月の輸出減少率が2月より鈍化した中で、政府と輸出企業が一致協力して、輸出活力に総力対応すれば、来月にも輸出減少鈍化が続くだろう」とし、「短期輸出活力の向上と中長期の輸出体質改善もスピーディーに推進する」と明らかにした。

成長官はまた、「輸出活力の向上対策の履行の点検のために来る9日に輸出戦略調整会議を開き、海外展示会の効率化、専門貿易商社の活性化などの輸出マーケティング支援強化策を議論する計画」と述べた。

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