就職難・経済難で...昨年婚姻件数は25万7600件に急落

[婚姻件数の推移[資料=統計庁]]


韓国での婚姻件数が7年目減っている。昨年、人口1000人当たり結婚する人口は5人にすぎない。人口減少と失業率の増加、経歴断絶懸念などが複合的に影響を及ぼしたという分析だ。

20日、統計庁が発表した「2018年婚姻・離婚統計」によると、昨年の婚姻件数は25万7600件で、前年より2.6%(6800件)が減少した。人口1000人当たりの婚姻件数も5.0件で、前年の5.2件から減少した。婚姻件数は1972年以降、1000人当たりの婚姻率は、統計の作成を開始した1970年以来、最も低い数値だ。

婚姻率は、過去2012年32万7100件を記録した後、7年連続で減少となった。着実に減少してきた婚姻件数は、2016年28万1600件で、30万件以下に落ちて、このような傾向が続けば、今年の婚姻件数は25万件以下に下がる見通しだ。人口1000人当たりの婚姻件数も6件を維持していたが、2015年5.9件を記録した後、5件以下に下がる可能性が高い。

婚姻減少の原因は、人口減少と失業率の増加、結婚に対する価値観の変化などが複合的に影響を及ぼしたという分析だ。キム・ジン統計庁人口動向課長は「主な婚姻年齢である20〜30代の人口が減少した一方、失業率は増加傾向を見せている」とし、「婚姻を控えた青年層が所得や住宅と関連して、独立した生活が難しい状況だ」と説明した。

結婚年齢も高くなっている。平均初婚年齢は男性が33.2歳、女性が30.4歳で、前年より0.2歳高くなった。 10年前と比較すると男性は28.8歳で1.8歳、女性は26.0歳で2.1歳高くなった。

キム課長は「女性の経済活動が増え、これらの結婚に伴うキャリア断絶を懸念し結婚を延ばすようになり、この現象が婚姻件数の減少と婚姻年齢の上昇に影響を及ぼしたものと見られる」と分析した。

一方、離婚件数は増加傾向に転じた。離婚件数は、2009年12万4000件以来、着実に減少傾向を示していた。しかし、2017年の10万6000件であった離婚件数は、昨年10万8700件と2.5%増加した。

離婚年齢も急速に高まっている。男性の平均離婚年齢は48.3歳で、前年に比べて0.7歳上昇した。 10年前の39.7歳に比べて10歳近くまで高まった。女性の場合も、10年前の36.0歳から昨年44.8歳まで上がった。

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