サムスン「Galaxy S10」に盛り込まれたデザイン哲学は?

  • -「Infinity-O」ディスプレイで優れた没入感

  • -完璧なブラック実現・・・目の疲れを軽減

[写真=サムスン電子提供]


「人間親和型ディスプレ」

サムスン電子がギャラクシー(Galaxy)10周年記念作であるプレミアムスマートフォン「ギャラクシーS10」のディスプレイを開発する際、最も優先的に考慮した部分だ。

ディスプレイは、ユーザーがスマートフォンを最初に使う時、最も頻繁に接触する部分であるだけに、格別な念を入れたというのがサムスン電子の説明だ。

◆「Infinity-O」ディスプレイで確実な変化を追求
サムスン電子は14日、ソウル市中区(チュング)に位置するサムスン電子の記者室で「ギャラクシーS10ディスプレイ技術ブリーフィング」を行った。

この日のブリーフィングに出席したサムスン電子無線事業部のヤン・ビョンドク常務は、「ギャラクシーS10はギャラクシーシリーズ10周年作品である記念碑的なモデル」とし、「『変わった、新しい』という確実な変化を与えるために集中した」と述べた。

ディスプレイ技術が発展することによって、解像度、明るさ、色の部分が上向き平準化しただけに、サムスン電子は一歩先へ進むことができる方法に悩んだ。

最も差別化した部分は「Infinity-O」ディスプレイだ。これはカメラを除いたスマートフォンの全面をディスプレイで埋める方式だ。フレームを含む前面から画面の割合を90%以上に引き上げた。昨年下半期に公開したプレミアムスマートフォン「ギャラクシーノート9」の画面比率が84.3%であることと比べると、事実上完璧なフルスクリーンを具現した。

米アップル「アイフォーンX」に適用された「ノッチ(notch)」よりもディスプレイ面積が広く、優れた没入感を提供する。

精巧なカッティング技術でディスプレイに小さく繊細な穴を作り、その中にカメラを入れた。穴周辺のアモレッドピクセルの損失を最小化し、湿気に影響されないよう透湿防止技術も組み合わせた。

ヤン常務は「かつてスマートフォンモデルは上下にカメラ、指紋など各種のセンサーがあった」とし、「我々の目標はカメラの性能低下なしにカメラホールがだんだん小さくなり、結局すべてのセンサーがディスプレイの中に入っるようにすることである」と述べた。

続けて「Infinity-Oディスプレイは、デザインの選択ではなく非常に重要な方向性であり、究極的に追求すべき部分」と付け加えた。

◆ ダイナミック アモレッド(Dynamic AMOLED)で優れた没入感の具現
使用者が実質的にスマートフォンを使いながら感じる画質の変化も極大化した。

スマートフォン初のHDR(High Dynamic Range・ハイダイナミックレンジ)10+とモバイルカラーボリューム100%を適用した「ダイナミック アモレッドディスプレイ」を適用したのだ。ダイナミックアモレッドは、従来の「スーパーアモレッド(Super AMOLED)」から進化したディスプレイだ。人間の目で見たそのままをディスプレイに再現しながらも、目に有害な波長を最小化した。

明るいところに行くと瞳孔が小さくなり、暗いところに行くと瞳孔が拡大する人間の目のビジョンシステムを模写した。明るい場面と暗い場面別に最適化された色感と照度、輝度表現を具現するように「トーンマッピング」技術を適用した。

長時間スマートフォンを使用する際、目の疲労感が高まるのを防ぐため、「ブルーライトカット技術」も導入した。10カ国で2000人に近い人々の最適カラーを調査し、ブルーライトを低減しながらも多数を満足させる色感を見つけるために努力した。

ヤン常務は「米州や欧州などは黄色や赤の暖かい色を好む反面、アジアは青を好む」とし、「また性別、年齢によっても選好度が違うだけに、カラー最適度の調査に心血を注ぎ、ナチュラル・ビビッドモードを選択できるようにした」と述べた。

サムスン電子のこうした努力が込められたディスプレイは、去る4日、米画質評価機関であるディスプレイメートからディスプレイ最高等級の「エクセレント (Excellent)A+」を受けた。ディスプレイメートは「今まで見られなかった最高のディスプレイ」と評価したりもした。

ディスプレイメイトは「ギャラクシーS10が野外是認性、消費電力、色の正確さなど大部分の項目で前作のギャラクシーS9に比べて画期的に発展した」と伝えた。
 

[写真=聯合ニュース(サムスン電子提供)]


 
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