全斗煥元大統領の初裁判終了・・・公訴事実について全面的に否認

[写真=聯合ニュース(11日午後、39年ぶりに光州の法廷に立った全斗煥元大統領)]


被告人として光州の法廷に立った全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領の初裁判が75分で終わった。

11日午後2時半ごろ、全斗煥被告は光州の法廷に立った。5・18光州民主化運動に関連した裁判を受けるのは初めてであり、光州を訪れるのも1988年の退任後初めてだ。

全氏は2017年4月に出版した回顧録で、軍が市民らの民主化要求行動を弾圧して多くの死傷者を出した光州事件当時、軍のヘリコプターから市民に向けて射撃したとする故チョ・ビオ神父の目撃証言をうそだと主張し、チョ神父を「聖職者という言葉が意味をなさないほど破廉恥なうそつき」と非難した。これと関連し、全氏は「死者の名誉毀損罪」で昨年5月、在宅起訴された。

全氏側は法廷で「過去の国家機関記録と検察の調査をもとに回顧録を書いた」とし、「ヘリコプター射撃説の真実はまだ確認されたことではない」と公訴事実を全面的に否認した。

検察は公訴事実を通じて、国家記録院資料と国防部特別調査委員会の調査結果、関連捜査および公判記録、参考人供述などを調査して軍のヘリコプター射撃があったという客観的な証拠を確保したとし、全氏が回顧録に虚偽内容を記し、故チョ・ビオ神父の名誉を毀損したと主張した。

これに対して全氏の法律代理人であるチョン・ジュギョ弁護士は、「5・18当時、ヘリコプター射撃説、特に故チョ・ビオ神父が主張した5月21日午後2時ごろ、光州上空でのヘリコプター射撃に対する証明が十分でない」とし、「虚偽事実で死者の名誉を毀損したという検察の主張は誤っている」と検察の公訴事実を否認した。また5・18当時、光州で機銃掃射はなかったし、たとえあったとしても故チョ・ビオ神父が主張する時点にヘリ射撃がなかったなら公訴事実は認められないと反駁した。

2時半に始まった裁判は、1時間15分後の午後3時45分に終わった。次の公判は4月8日午後2時に開かれる。
 
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