不満を表したウィ・ソンホ頭取「会長候補者の80%退出」...混乱な新韓銀行

[写真=新韓銀行提供]


ウィ・ソンホ新韓銀行頭取が人事に対して不満を吐露した。ジン・オクドン頭取内定者と3か月間の「不便な同居」も避けることができなくなった。

ウィ・ソンホ頭取は26日、通勤途中で記者たちと会って、「急な通知に当惑している」とし、「なぜ任期中に(人事を)したのか私もよく分からない」と不満を加減なしに表わした。

今回の人事がジョ・ヨンビョン新韓金融持株会長が再任を念頭に置いて、競争相手を事前に「除去」したものではないかというウィ頭取の考えを密かに表した。

新韓金融が「世代交代人事」と言及したことと関連しても「新韓金融の主要5つの子会社の最高経営責任者(CEO)は、持株会長候補群に育成されるが、今回会長の候補群5人のうち4人が退出された」と強い口調で言った。

実際、新韓金融は銀行、カード、金融投資、生命、資産運用などの5つの子会社CEOを次期会長候補群に育成する。次期会長候補の選任手続きが開始されると、5つの子会社の前・現職CEOが次期会長候補群に当然職として上がる。

頭取が単任で終わらなかった前例から見て、ウィ頭取が今回1年再任してたら、現職の頭取として、来年12月に行われる次期会長候補選任競争に乗り出すことができた。

続いて、ウィ頭取は「ジン・オクドン内定者は、日本でだけ18年間勤務したせいで、国内営業のキャリアはない」とし、「最近20年の間、国内で勤務していないので引き継ぎに時間がかかるのではないかと思う」と語った。間接的にジン内定者の経営能力に問題を提起した。

これにより現頭取と次期頭取の不便な同居は避けられない。従来は12月末に持株および関連会社常務以上の役員人事を進めて、子会社CEOは2月に人事を行い引継ぎの時間が長くても1か月程度しかかからなかった。

しかし、今回は頭取の任期が3か月も残った状況で、次期候補者が決定されたうえ、ウィ頭取が「退出」という用語を使うほどの不満を表出するなど、銀行内部も混乱な雰囲気が続いている。

金融圏関係者は、「新韓銀行は、頭取交換問題で混乱な雰囲気がしばらく続くだろう」とし、「頭取が変わる予定なので本部の主要部署を中心に、来年の事業も計画通りの方向に推進するには困難が大きいだろう」と述べた。

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