金鐘甲韓電社長「電力過消費で温室効果ガス増加」

[金鐘甲韓国電力社長[写真=韓国電力]]


温室効果ガスの排出などの環境問題の解決のためにも電気過消費を減らさなければならないという主張が出た。

環境コストが反映されていない電気料金のため、過度な電気の消費が発生し、発電過程で排出される温室効果ガスを削減するのが容易ではないということだ。

金鐘甲韓国電力社長は18日、SNS(ソーシャルネットワークサービス)で、このような内容を載せて電気過消費を減らすべきだと主張した。

金社長は「我々一人当たりの消費電力は、日本よりも32%、ドイツより60%多い」とし「ドイツほど使えば、二酸化炭素の心配はほとんどしなくてもいいのに、我々の削減計画は、実現の可能性が低く見えて心配だ」と語った。

金社長が言及した削減計画は、パリ協定の韓国の温室効果ガス削減目標だ。

今年の7月24日、政府は、2030年の温室効果ガスの排出量の目標を排出見通し(BAU)比37%減らすという内容の温室効果ガス削減のロードマップを確定した。

これまでのように電気を使えば削減目標の達成が難しいというのが金社長の考えである。

実際に主要な統計を見ると、韓国が電力過消費国という金社長の主張を裏付けている。

国際エネルギー機関(IEA)の「世界主要エネルギー統計」によると、2015年基準韓国の1人当たりの電力消費量は1万558kWh(キロワット時)で、経済協力開発機構(OECD)の平均8016kWhより高い。

これは、鉄鋼、石油化学、半導体などの消費電力が多い産業構造が原因である。

金社長は「電力料金をこれからも安価に維持できるようにするが、問題は無駄使い」と言い、「多く使うほど二酸化炭素の排出も増えている」と強調した。

金社長は、「電気消費者が負担しなければなら環境コストを社会に転嫁している」とし「どのような方法でも、需要を管理しないと解決しにくいと思う」と語った。

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