崔泰源会長"清州M15で韓国半導体の競争力強化"

[崔泰源会長"清州M15で韓国半導体の競争力強化"]



"世界最高水準の技術革新で、4次産業革命の核心である韓国半導体の競争力をさらに堅固に維持していく。"

崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長は4日、忠清北道・清州(チョンジュ)産業団地のテクノポリス内の新規半導体工場「M15」の竣工式を開き、"一時期、海外売却の対象に挙げられていた赤字企業が最先端生産施設を備えた世界半導体リーダーとして位置づけられた"とこのように強調した。

さらに、"M15工場はSKハイニックスだけでなく、韓国半導体の歴史に大切な遺産になるだろう"とし、"半導体技術と知識インフラを共有し、韓国の半導体産業の活性化に努める"と話した。

◆「M15」計20兆ウォン投資…ナンドフラッシュの強化
SKハイニックスが同日公開したM15の建築面積はサッカー場8つの大きさ(6万平方メートル)に上る。 工場の建設だけで2兆2000億ウォンが投資された。 SKハイニックスは既存の投資を含め、今後約20兆ウォン規模の投資を順次断行する方針だ。

SKハイニックスはこの工場で世界で初めて開発した72段3D(3次元)ナンドフラッシュの生産とともに、現在に開発段階の5世代96段ナンドフラッシュも生産する予定だ。 これを通じてDラムに偏重した事業構造を改善し、メモリー半導体の好況に積極的に対応するという方針だ。

SKハイニックスは営業利益でDラムの割合が90%(昨年基準)に達する。 Dラムの割合が70%程度のサムスン電子に比べて20%ポイント高い。 会社の業績がDラムの価格など外部変数に左右されるしかない仕組みだ。

また、メモリー半導体市場の好況も続いている。 業界では今年の世界ナンドフラッシュ市場が昨年比40%ほど成長するものと見ている。 Dラム市場の2倍である。 ソリッドステートドライブ(SSD)、クラウド(仮想保存空間)、サーバ用の需要が全体市場規模を拡大しているためだ。 SKハイニックスがM15を当初の見通しより6カ月以上操り上げたのもこのような流れに対応するためだ。

業界ではSKハイニックスがナンドフラッシュ源泉技術を保有した日本の東芝メモリーの持分投資に続き、M15の稼働にも本格的に乗り出し、ナンドフラッシュ市場でこの会社の地位が大きく高まるものと予想した。 市場調査会社のIHSマキットによると、SKハイニックスはDラム市場で27.4%(今年1四半期基準)で、サムスン電子(44.4%)と二強体制を構築しているが、ナンドフラッシュ市場ではシェア10.3%で、5位に止まっている。

◆崔泰源の青写真
M15の設立は崔会長が2015年に発表した46兆ウォン規模の「グランドプラン」の一つだ。 当時、崔会長は2024年まで国内に46兆ウォン規模の半導体工場3ヵ所を設立するという目標を出した。 2015年に完工した利川M14と今日竣工式を開いた清州M15、利川に追加で建設中のM16が含まれる。

今回の工場の完成により、SKハイニックスのメモリー生産ラインは京畿道利川のM10(Dラム)をはじめ、清州M11・M12(ナンド)、利川M14(Dラム・ナンド)と中国の無錫市のC2(Dラム)に続いて6ヵ所に増えることになった。 M16は2020年10月に完成する見通しだ。

崔会長のこのような行動は政府の投資の活性化と雇用創出の要請にも積極的に合致する。 ソウル大学の経済研究所はM15で2023年まで21万8000人の雇用創出効果と70兆9000億ウォンの生産誘発、25兆8000億ウォンの付加価値誘発効果が期待されると推算した。 実際にM15は建設過程で160あまりの協力会社が参加しており、年240万人の人員が投入された。

崔会長は"SKハイニックスが世界の半導体リーダーに位置づけられることになったのは我々だけの努力ではなく、国民と地域社会の応援があったから可能だった"、"経営活動全般で経済的・社会的価値の創出を同時に追求してより大きな価値を作っていく"と強調した。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기