アジア開発銀行(ADB)が、今年の韓国の経済成長率の見通しを当初の3.0%から2.9%に引き下げた。
企画財政部と韓国銀行が今年の7月、年初に掲げた「3%成長を達成」を放棄した中で、国際機関も、韓国の経済成長率を3%以下に下方修正する雰囲気だ。
OECD(経済開発協力機構)も20日に「中間経済見通し(OECD Interim Economic Outlook)」で、年3.0%に提示した韓国の今年と来年の展望値をそれぞれ2.7%と2.8%に引き下げた。
ADBは26日(現地時間)、2018年のアジア域内の経済見通しの修正(Asian Development Outlook Update)を発表した。
今年の4月と比べて、今回の経済見通しの修正では、アジアの45の加盟国の今年の成長率が6.0%に維持された。来年の成長率は5.8%で、4月に比べ0.1%p引き下げた。
韓国の場合、アメリカ・中国の貿易紛争などによる輸出の減少などを考慮し、今年の成長率は3.0%から2.9%に、来年の成長率が2.9%から2.8%に、それぞれ0.1%pずつ調整された。
ADBは韓国の今年と来年の物価上昇率もそれぞれ1.9%から1.8%に、2.0%から1.8%に引き下げた。
ADBは、中国のGDP成長率は、今年は6.6%である既存の見通しを維持し、来年は6.4%から6.3%に下方修正した。
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