[写真=LG化学]
LG化学がベトナム初の国産車VinFast（ビンファスト）と電気自動車向けのバッテリー供給などの事業協力に関する了解覚書（MOU）を締結したという。VinFastはベトナムの不動産大手Vingroup（ビングループ）傘下の同国初の自主ブランド車メーカーだ。
10日、自動車業界とベトナム現地メディアによると、LG化学とVinFastは最近、ベトナムのハノイで両社間の包括的な事業協力に関するMOUに署名した。
これによってLG化学は、今後VinFastに電気車、電気スクーターなどに使われるバッテリーを供給するとともに、高品質エコ製品の共同開発、現地合弁法人の設立などを推進することにした。
今年2月、米ゼネラルモーターズ（GM）のハノイ工場を買収したVinFastは、ベトナムのハイフォンにある「サプライヤーパーク」に、来年第2四半期の稼動を目標に自動車生産ラインを建設している。
今回のMOUにはVinFastが属したベトナムの時価総額1位（約16兆ウォン）グループのVingroup傘下の電子系列会社VinSmartに、LG化学がスマートフォン用バッテリーを供給する内容も含まれたと伝えられた。
ベトナム現地マスコミはLG化学とVinFastのMOU締結について、「VinFastの電気自動車生産プロジェクトに対するグローバルパートナー会社の信頼を証明すると同時に、LG化学としてはベトナムで事業拡大のチャンスをつかんだ」と評価した。
LG化学は今回のMOUに関して「急成長が予想される東南アジア市場を攻略するための戦略的協力である」とし、「バッテリー供給など具体的な事項は今後論議を通じて確定していく計画だ」と明らかにした。
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