[ギャラクシーノート9公開]サムスン電子、開放性・連動性を武器にAI生態系の構築に拍車

[[ギャラクシーノート9公開]サムスン電子、開放性・連動性を武器にAI生態系の構築に拍車]



サムスン電子が一年半ぶりにアップグレードした人工知能(AI)サービス「ニュービクスビ(New Bixby)」を基盤にAI生態系の構築に拍車をかけている。

サムスン電子は9日(現地時間)、米ニューヨーク・ブルックリン・バークレーズ・センターで「サムスンギャラクシーアンパック2018」を開き、「ギャラクシーノート9」を公開した。 ギャラクシーノート9には初めてビクスビ2.0バージョンであるニュービクスビが搭載され、業界の注目を受けた。

サムスン電子は今後、ニュービクスビの「開放性」と「連動性」を掲げ、AI生態系への影響力を高めていく方針だ。

◆API・SDKオープン・人材スカウトも活発….「開放」乗り出し
12日、関連業界によれば、サムスン電子は11月、ビクスビのAPI(応用プログラムインターフェース)とSDK(ソフトウェア開発者キット)を公式的にオープンし、「開放戦略」にピリオドを打っている。

このようになれば、外部開発者らもビクスビ専用アプリケーションとサービスを簡単に作ることができるようになり、外部の多様なアイデアを採用してビクスビの活用度を高めることができる。

サムスンはこれとともにAI人材の獲得に乗り出し、外部技術を吸収する。 6月にスカウトされたセバスチャン・スン教授とダニエル・リ教授がAI人材登用の代表的事例だ。 2人の教授はサムスン電子のAI戦略の樹立と先行研究諮問などに集中している。 サムスンは今後、韓国AIセンターをハブとして米国、英国、カナダ、モスクワなど海外のグローバルAI研究拠点に1000人の人材を確保して活発な研究を進めする方針だ。

スタートアップ、ベンチャーなどの外部メーカーとの協力も拡大する。 その一環とした6月には米シリコンバレーに位置したサムスン電子傘下の革新組織「サムスンネクスト」がAI関連のスタートアップに投資するための専用ファンド「ネクストQファンド(NEXT Q Fund)」を造成したりもした。 サムスンネクストはQファンドを通じてシリコンバレーで活動中の革新家、研究者、スタートアップらと緊密に協業し、ネットワークを強化していく見通しだ。

サムスン電子がこのようにAI産業の育成に集中する理由は今後の市場成長の可能性が高いながらも、サムスンがうまくできる分野であるためだ。

AIはスマートフォンや家電など従来の事業だけでなく、ビックデータ、モノのインターネット(IoT)をはじめとする未来産業の中核的な競争力と挙げられる。 業界によると、世界のAI市場規模は昨年の124億ドルから2021年522億ドルにわずか3年ぶりに4倍以上大きくなる見通しだ。

◆家電・AIスピーカーなど「連動性」高める
サムスン電子は自社のさまざまな電子機器を連動させてAI生態系での影響力を育てていく。

先立って、サムスン電子は2020年までにすべてのIoT(モノのインターネット)製品にAIを適用するという目標を立てたことがある。 これに対する一環で、サムスン電子は今回のアンパック行事で、自社初のAIスピーカー「ギャラクシーホーム」を公開したこともある。 ギャラクシーホームはTV、冷蔵庫、洗濯機などの家電やスマート機器と連動し、家庭内のAI生態系の拡大に中心軸になるものと見られる。

この他にもサムスン電子は「スマートシンスアプリ」を発売し、自社のすべてのIoT製品を連結・制御するサービスを開始した。 2018年型の主要家電製品にビクスビを適用し、今後、オーブンとロボット掃除機などへと適用範囲を拡大していく。 また、今年下半期にはサムスンの製品だけでなく、電球やセンサなど第3者機器まで連動して制御する「スマートシンス・ハブ」を国内市場に導入する。

業界ではサムスン電子が一年に販売する機器だけで5億ウォン台の水準に達しているだけに、自社の製品との連動性側面で競争力が高いと評価している。
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