サムスン電子、「半導体」営業益 歴代最大….スマートフォンは不振

[サムスン電子、「半導体」営業益 歴代最大….スマートフォンは不振]



サムスン電子が今年2四半期の半導体(DS)部門で四半期基準で史上最大の営業利益を達成した。

「ギャラクシーS9」販売不振の余波で全社の売上と営業利益は前期対比減少したが、半導体、データセンターと高容量ストレージ向け製品の需要増加で、堅調な実績を達成した。

サムスン電子は今年2四半期連結基準で売上高58兆4800億ウォン、営業利益14兆8700億ウォンを達成したと31日、明らかにした。

2四半期にはメモリーが好調を続けたが、スマートフォンやディスプレイの販売が減少し、前四半期対比売上は3.44%、営業利益は4.94%減少した。 前年同期と比較して見ると、売上は4.13%減少したものの、営業利益は5.71%増加した。

2四半期の半導体事業は売上21兆9900億ウォン、営業利益は11兆6100億ウォンを記録した。 四半期基準の歴代最大だった1四半期(売上20兆7800億ウォン、営業利益11兆5500億ウォン)の記録を再び更新したのだ。

メモリー市場は季節的非需要期とスマートフォン市場の下落にもデータセンタ向けサーバを中心に全般的に堅調な需要増加の勢いを続けた。

ナンドはスマートフォンの高容量化の傾向やクラウドインフラの拡大で、サーバー用SSD(ソリッドステート・ドライブ)の需要が持続的に増加した。 サムスン電子は平沢で生産する64段3D Vナンドの安定的供給をもとに新規モバイルモデルとサーバー用SSDの需要の対応に注力して堅調な実績を達成した。

Dラムの場合、サーバーとデータセンター、グラフィックの需要増加などで、メモリー搭載量の上方傾向が続いている中、サムスン電子は高容量サーバー用Dラムなど弾力的な物量の運営と供給拡大で、堅調な実績を続けた。

ディスプレイ事業は売上5兆6700億ウォン、営業利益1400億ウォンを記録した。 フレキシブルOLED(有機発光ダイオード)パネルの需要鈍化とLCD(液晶表示装置)TVパネルの販売減少で、実績が減少した。

IM(IT・モバイル)部門は売上24兆ウォン、営業利益2兆6700億ウォンを記録した。 ハイエンド(High-end)スマートフォン市場の需要停滞の中、ギャラクシーS9の販売が減少して実績が下落したが、ネットワークでは主要海外取引先のLTE(ロング・ターム・エボリューション)増設投資の拡大で、業績が改善された。

CE(消費者家電)部門は売上10兆4000億ウォン、営業利益5100億ウォンを記録した。 グローバルスポーツイベントの特需の中、QLED(量子ドット発光ダイオード)TVなど高附加製品販売の好調で、TV利益が改善されたが、生活家電の場合はエアコン需要の鈍化で、実績が下落した。

下半期には堅調なメモリ市況が持続され、フレキシブルOLEDパネルの供給が拡大し、部品事業を中心に上半期に比べて実績が改善されるものと予想される。

半導体の場合、メモリはサーバとPCの需要の堅調な勢いが続き、モバイル新製品の発売による需要の強気で、良好な実績が続くものと予想される。 特にサーバ用の高容量メモリーなど差別化製品に対する顧客会社への需要の増加に積極的に対応し、10ナノ級の製品の比重拡大と本格的な5世代Vナンドの量産を通じて技術リーダーシップ強化に力を注ぐ計画だ。

ディスプレイの場合、フレキシブルOLEDパネルの供給が拡大され、実績改善が予想されるが、LCDは需要拡大にも関わらず、業界の供給増加で、実績安が続くものと展望される。

無線事業は業界内の新モデルの発売と価格競争の激化などで厳しい市場環境が続くものと予想されるが、ギャラクシーノート9新製品の早期発売と同時に中低価モデルの競争力強化に乗り出して販売拡大を推進する計画だ。

CE部門は年末のシーズンを迎え、TVを中心に実績が上半期に比べて改善される見通しだ。 TVの場合、QLED・8K TVなどの製品の販売拡大で、実績の成長傾向が持続される見通しであり、生活家電はプレミアム製品の拡大を通じて収益性の確保に尽力する方針だ。

また、サムスン電子は同日、今年2四半期に8兆ウォンの施設投資を執行したと明らかにした。 事業別には半導体6兆1000億ウォン、ディスプレイ1兆1000億ウォン水準だ。 上半期の累計では半導体13兆3000億ウォン、ディスプレイ1兆9000億ウォンなど計16兆6000億ウォンが執行された。
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