為替報告書や為替市場介入の公開にウォンの変動性増幅・・・再び流出へ転換

[写真=聯合・ロイター]


米国為替報告書発表や外国為替市場介入の内訳公開議論、貿易戦争リスクなどで先月、ウォン相場の変動性が主要国のうち3番目に高いことが分かった。

韓国銀行が9日発表した「2018年4月中の国際金融・為替市場動向」によると、4月のウォン/ドル為替レートの前日対比変動幅は4.0ウォン(変動率0.38%)だった。3.4ウォン(変動率0.32%)を記録した3月よりウォン/ドルのレート変動性が拡大された。

主要国通貨と比べると、先月ドルに対するウォンの変動率はロシアルーブル(1.02%)、ブラジルレアル(0.64%)の次に高かった。イギリスポンドの変動率は0.37%、日本の円は0.31%、ユーロは0.29%で、中国人民元は0.12%だった。

ウォン/ドル為替レートの変動率が拡大したのは、先月14日、米為替報告書発表や外国為替市場への介入の内容の公開協議の進行の影響と見ている。ウォン/ドルのレートは先月2~3日、二日間で9.3ウォンも下落して終値基準で2014年10月29日以後の最低である1,054.2ウォンまで下がったことがある。

また、貿易戦争の危機感や中東の地政学的リスクの影響もあった。米国と中国の貿易戦争の危機感が高まり、6日は前日比9.9ウォンもウォン/ドルのレートが上昇した。

さらに、先月中旬には米国のシリア空襲が国際的な量産に拡散しかねないという懸念のため、再びウォン/ドルのレートが乱高下した。

先月の平均ウォン/ドル相場(終値基準)はドル当たり1,068.0ウォンで3月の平均より4.5ウォン上昇し、ウォン/円レートは100円当たり978.5ウォンで22.9ウォン下落し、ウォン/元の為替相場も人民元当たり169.15ウォンで59ウォン下落した。

先月、外国人の国内証券投資資金は14億ドルの流出された。外国人証券投資資金は2月、12億8千万ドルが流出されたが、3月に11億3千万ドルが流入された。しかし、2カ月ぶりに再び流出に転換した。米国債の金利の上昇やサムスン電子の株式額面分割関連の警戒感が浮き彫りになったため、株資金が20億4千万ドル流出された。
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