アメリカ系ヘッジファンドであるエリオットが27日、現代自動車グループの支配構造改編要求に対するキム・サンジョ公正取引委院長の言及に注目すると明らかにした。
エリオットは、この日の発表文で“最近、現代自動車グループの支配構造改編案を改善できる方案で「現代加速化(Accelerate Hyundai)提案書」を発表した”として“提案書には、より効率的な持ち株会社構造の導入だけでなく、資本管理最適化、株主還元改善、現代自動車グループの企業経営構造を業界最高水準に引き上げる方案など、具体的なロードマップが含まれている”と伝えた。
こうした中、エリオットはキム・サンジョ公正取引委員長が循環出資で編集された韓国企業らの構造的非効率性を改善して、国内および海外投資家皆に公正な市場環境を作るために努力してきた点を高く評価した。
また、持ち株会社転換時金融子会社によって引き起こされる可能性がある法律遵守問題に関するキム・サンジョ委員長の言及にも注目すると発表文を伝えた。
エリオットは“そういう憂慮は、エリオットが23日付報道資料を通じて該当問題が該当法律と規定により、2年の猶予期間内に解決しなければならないという点を明確に明らかにした理由である”として“現代自動車グループ経営陣、公正取引委員会およびその他利害関係者らと建設的な対話を通じて、すべての現代自動車グループ株主の価値を実現できる最も効率的で効果的な構造と政策を用意できることを期待している”と付け加えた。
先立って、今月26日にキム・サンジョ委員長はソウル汝矣島全経連会館で開かれたフォーラム講演で“現代車と現代モービス合併を通した持株会社転換は、公正取り引き法違反だ”と一蹴した。
（亜洲経済オンライン）
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